先日、島あるあるをお話ししたので、その逆もご紹介します。
都会では当たり前のようにあるけど、島には存在しない。
そんなものたちを、ひと月ちょっとの離島暮らしを振り返り考えてみました。
※簡単に手に入る甘いものは柑橘くらい。健康的!@三原市・佐木島
深夜営業の店
1つ目は深夜営業のお店です。
特に疲れてしまっている時、ちょっと甘いものが欲しいからと、フラッと近くのコンビニに行ってしまう。
そんなことはないでしょうか?
私は恥ずかしながらしょっちゅうありました。
コンビニよりはむしろ21時半まで営業している業務スーパーでしたが。
一般的なスーパーにあるような商品だけでなく輸入もののを面白そうな商品があること。
そしてお手頃なこと。キャッシュレスで使いやすかったこと。
わたしにとって魅力的でついつい足が向いてしまっていました。
しかし、島に来たら夜中まで煌々と灯りの灯るお店はありません。
おかげさまでおやつの無駄食いは激減しました。
そもそも夜に開いてるお店がなく、集落の家も早々と寝てしまうところが多く明かりが消える。
そうなるとその時間帯に外に出ようという気にあまりなれません。
自然と健康に暮らしてしまいがち、そういう意味では整いすぎているほどの環境でした。
何かがあることは必ずしも良いことではなく
何かがないことも必ずしも悪いことではないのです。
7時以前、22時以降のアシ
2つ目は早朝と夜遅くの足です。
島の朝は早いです。しかし、船や島内循環バスが動き出すのはそんなに早くないです。
また夜は日が暮れたら営業終了。
島全体がそんな調子なので、船も22時すぎの便ですら、遅くまでやってくれてありがたい!
と感動を覚える始末です。
都会で同じ時刻に終了だったら暴動が起きそうですが。
お出かけは朝ゆっくり目に。
そして帰ってくるのは早めに。
せかせかしない暮らしを描けます。
キャッシュレス対応
3つ目は、キャッシュレス対応。
特にコロナ以降、キャッシュレスがだんだんと当たり前になってきました。
キャッシュレス派としては嬉しい限りですが、しまなみ地域では必ずしもそうではありません。
船の券売機はほぼ現金払いのみ。
旧札対応はありがたいのですが、そのアップデートをするくらいだったら、
そもそもキャッシュレス対応してくれよと文句の一言も言いたくなります。
とはいえ、券売機があればまだいい方です。
乗船後に船員さんがお客から一人一人船賃を回収して回る、なんてことも珍しくありません。
超アナログかつ超前時代的です。
現金を普段ほぼ持ち歩かないわたしはしょっちゅうヒヤヒヤしてばかりでした。
ただ、そんな中で佐木島唯一のスーパー、営農センターはクレジット決済が可能です。
タッチ決済不可はちょっと残念ですが、それでも立派なことです。