電車に乗り遅れた!
と顔面蒼白になることなんて
都会暮らしでは滅多にないでしょう。
が、しまなみ暮らしでは十分あり得ます。
目の前でお目当ての船が離岸しドンブラコ〜
しばし呆然・・・
というやらかしをしてしまいました。
しかも、ちょうどお昼の、船が休む時間帯(どの路線も2時間程度便がない)
でよりによってこの時間、というパターンでした。
どうやってリカバリしたかを書いてみます。
※筆影山からの心和む眺め。まさかこの後この景色を舞台に船追っかけ劇を始めるとは・・・@三原市
船のUターンを期待する
え!そんなのあり?
と思われるかもしれませんが、
完全に運任せの選択肢がこちら。
今回、残念ながらわたしには当てはまりませんでした。
フェリー乗り場の係員さん曰く、
「船長さんが気づいたら引き返してくれることもありますよ」
定時運行で戻ることなどまずないと思っていましたが
そんなこともあるのですね。
とはいえ、遅れるのが100%悪いので
もし戻ってきてくれたらラッキー、
くらいの気持ちでいないといけません。
大人しく次を待つ
いちばん気楽なのは同じ路線の次を待つ。
これがあれこれ考えなくて本来気楽なはずです。
時間に余裕があるならば。
だがしかし、今回乗りたかった船は10時35分。
次がなんと13時55分。
いくらなんでも間が空きすぎです。
しかも、現地合流を考えていた友人は
別路線で予定通りすでに目的地へ向かっていました。
彼女とは、お昼ご飯を一緒にするつもりでした。
なので、これはいかん。
なるべく早く到着できる別ルートを考えよう、
と頭をひねることになりました。
別の船で行く
そして別の船で行く、を検討しました。
動転したのもあり、我ながら酷いモタモタぶりでしたが
幸か不幸か、この時間帯はどの航路もお休み時間なのです。
網の目のように航路があるのですが。
そして、ゆっくりながらなんとか調べついたのは
思った以上に大回りのルートで、隣町尾道経由。
それが時間的にはダントツで早かったのです。
先行していた友人には本当に申し訳なかったのですが
待っている間に島内観光ができてむしろ楽しかった!
と感謝されてありがたすぎました。
ちなみに、本来は、須波→向田→徒歩で須ノ上のところ
須波→バスで三原駅→電車で尾道→尾道港から須ノ上と移動しました。
※ざっくりした地図ですが大回り具合がわかっていただけるかと
うっかり船に乗り遅れ約束に遅れる。
ポカもいいところですが
おかげさまで頭をフル回転することができました。
心の広い友人に感謝です。
最短距離が最短時間とは限らない。
しまなみを旅する方はぜひ心の片隅に置いてください。