特に朝夕はひんやりとした気候になりましたが、
まだまだサイクリングに心地よい季節が続きます。
気候の穏やかな瀬戸内に暮らしているとはいえ、
だいたい例年12月末ごろまで半袖半パンの人間がいうと
少々説得力に欠ける可能性はありますが。
さて、本日は、サイクリングに持っていくカバンについて考えます。
自分のスタイルにぴったり、を探すヒントになれば幸いです。
なお、近距離かつ日帰りのサイクリングを前提とします。
また、
・収容力
・体への負担度合い
・不使用時の携帯性
を指標とし、評価は◎、○、△の三段階です。
※斜めがけすると回転してきてうっとうしいサコッシュも、工夫すればバタつかず便利@亀岡市
リュック
収容力 ◎
体への負担度合い △
不使用時の携帯性 △
まずはリュックです。
他のカバンに比べると、容量をたっぷり取りやすく
柑橘のお土産を買い込むぞ!なんて時にはピッタリです。
(購入して、送るという手もありますが)
容量が大きい分、調子に乗ってあれこれ詰め込んでしまうと
帰り道で泣きを見る可能性があります。
荷物が増えてきた時に上側に重量物を持ってくることで
多少、負担は軽減されますが、そんな工夫にも限界はあります。
体力には自信があるので多少の荷物くらいは大丈夫。
そんな方にはリュックがお勧めです。
ヒップバッグ
収容力 ◎
体への負担度合い ◎
不使用時の携帯性 △
収容力もそこそこあり、体に負担もかかりにくい。
上げ下ろししなくても、回転させるだけで物が取り出しやすい。
そんな美味しいところどりができるのがヒップバッグです。
シティサイクル寄りの楽な姿勢が取れる状態であれば、
バッグがサドルに半分乗っかる形となります。
よってその分腰への負担が軽減できます。
商品によっては、一泊の荷物を収納できるほどのサイズのものもあります。
休憩中は、紐の長さを調節して肩掛けにするのもいいですね。
サコッシュ
収容力 ○
体への負担度合い ◎
不使用時の携帯性 ◎
収容力は、リュックやヒップバッグに劣るものの、
サイクリストが好んで使うのがサコッシュです。
サイクルウェアのポケットや、自転車本体に取り付けるバッグに物を入れて
あらためて別の鞄を持つことはしない。
けれど、お土産用にちょっとした袋が欲しい。
そんな時にぴったりです。
折りたたんで仕舞えば、ハンカチレベル。
とにかくコンパクトなのが魅力です。
余談ながら、サコッシュをストレスなく使うコツは
両腕と首の後ろを通して「背負う」ことです。
片がけにすると、ずれて前に回ってきたりするのですが
このやり方だとズレることがなく便利です。
写真だとちょっと分かりにくいのですが。
ふろしき
収容力 ◎
体への負担度合い ◎
不使用時の携帯性 ◎
最後にご紹介するのが、わたしの愛してやまないふろしきです。
ちょっとしたレジャーシートにできたり、寒い時は被ったり。
ただの布なのに色々使えてコンパクトなのが気に入っています。
柑橘のように、大きくて重くてゴロゴロするものを長距離運ぶ。
そんなケースだと荷造りに工夫が要りますし、なれていないと怖いかも知れません。
パンや干物といった比較的簡単なものからぜひ、試してみてください。
使わない時に小さくできる、になれてしまうと、癖になりますよ。
自転車本体に取り付けるタイプのカバンについては
あらためて別の機会にお話ししようと思います。