実家の鍵を忘れたおかげで叶った宿視察

年末だし、数日滞在してのんびりしよう。
片付けもしないとな。

そう思い田舎の実家に夜もふけてから到着。
真っ暗な玄関でゴソゴソ。

あ!
鍵忘れてきた!
ちなみに鍵のある自宅の机は直線距離で約300キロ。

そんな一年前のある日のこと。

・友人に頼んで家に泊めてもらおうかな
・駅前まで戻ってビジネスホテルに泊まる廊下
・お手頃に過ごすなら快活クラブかな
(ナイトプラン8時間2,000円強は見事です)

あれこれと案は浮かんだものの
同じ時間とお金を使うなら、いちばん楽しいことをしよう。
そう決めて、近所で気になっている民泊を巡ることにしました。
(その節はまあまあ遅い時間にごめんなさい)

あまりトラブルないよね、と称されるわたしですが
おそらく、トラブルを楽しみに変えるのが上手なんです。

この時も、あーあ、せっかくの予定が台無し、
と思わずにじゃあどうする?思考で楽しむことができました。


※看板猫乱入@今治市

店主が熱くてエネルギーをもらえたお宿

一つ目は、尾道市街地にある、
ゲストハウス ヤドカーリです。

・部屋のタイプがいろいろ
・増改築だらけが迷路で要塞のようで面白い
・店主が強烈な個性で喋るだけでも楽しい
・道を隔てて海。朝はポンポン船の振動が目覚まし

週一回だけドーナツ屋になり
ゲストハウスのホストもやり
他にもあれこれやっている、そんな店主が運営しています。

次は農業だと思うですよ!
自分の食糧は自分でどうにかできたら最強でしょ。
どこで何やろうかな?(ワクワク)

と会ってまもないわたしをつかまえて
夢を喋るような方でした。

やりたいことがしっかりあれば、
要るものは後からついてくる。
そんなエネルギーを感じ、大いに刺激を受けました。

看板猫が可愛すぎたお宿

二つ目は、しまなみ海道、大三島にある
農家民宿 しまなみの小さな家です。

いわゆる、「おばあちゃん家でほっこり」
を楽しめる感じの、ザ・民宿です。

わたしがグッときたのは
・国道から近くてわかりやすい&便利
・なのに、ひっそり感も共存している
・看板猫がフレンドリー

猫がいる、というのと地方で珍しい新進気鋭の農家で
機会があればいつか、と思っていたところでした。

翌日に隣の隣の大島でサイクリングする予定だったのですが
実家に泊まらず、こちらに宿泊したおかげで朝ゆっくりできました。

我ながら、そこそこ寒くなっている12月のサイクリングで
3時スタートのつもりだったとはおかしな話なのですが。
(ちなみに、実家からだと集合場所まで80キロ以上ありました)

理想の実家だったお宿

三つ目は泊まってみたら、理想の実家だった!
三原市市街地からほど近い、久遠の空です。

こちらも、上述のお宿と同じく「おばあちゃん家」で
ゆったり休日を過ごす感のあるお宿です。

・三原駅・三原港から3キロちょっとと便利
・なのに、谷あいの村風でひっそり静か
・農業、琴、鯉のぼりくぐり(子供のみ)などユニークな体験あり
・フレンドリーな猫ちゃん

島暮らししながら、Airbnbもやろうかな。
そう思っているわたしと似たホスト(運営者)の方で
子供の世代も近く、意気投合。

ついつい夜更かしして情報交換。
海と山とでお互い頑張りましょう、と
いまもゆるくつながっています。

 

鍵を忘れたうっかりのおかげで
楽しいネタができたよ、というお話しでした。
命を落とさない限りは、なんでも楽しむが勝ちですね。

ちなみに、自宅ではスマートロックセサミを長く愛用しており
ついつい物理鍵を持って出ることを忘れがちです。
実家もOLDタイプを修正してセサミ化しなければ。

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