しまなみまでの道中も楽しんでみませんか

しまなみを楽しみにお越しになる方に、ご自宅からしまなみまでの道中も旅を美味しく楽しんでもらうべく、
メジャーでは無いけれども、お勧めしたいアクセス方法を3つご紹介します。

※橋を見上げる@多々羅大橋

東京方面から寝台列車・サンライズ瀬戸

1つ目は、東京方面から寝台列車・サンライズ瀬戸を利用してしまなみエリアに入ることです。
昭和ロマンすら感じる寝台列車の旅というだけでワクワクする方もおられるでしょうが、
それに加えて、深夜発早朝着になるため時間の有効活用ができるのがメリットです。
上り下りともに出発は22時ごろ到着は翌朝の6時から7時ごろとなります。

ですので、例えば往路は仕事が終わってから出発、復路は仕事前にゆとりを持って帰ってくるなんてことがしやすいです。
終点の高松まで行ってしまうか、香川から愛媛を横断し、今治に入るか、
途中の岡山で降りて尾道に向かうかは、やりたいことや時間の制約によって決めてみてください。

時間にゆとりのある場合は、四国の風景も途中下車あるいは宿泊追加で楽しみつつ
今治から尾道へ抜けてみても良いでしょう。

広島もしくは福山から今治を結ぶしまなみライナー

2つ目は、広島、あるいは福山から高速バスしまなみライナーを利用してしまなみ入りすることです。

東京や福岡などの都市圏にお住まいの方がしまなみへのアクセスを調べると、
新幹線の乗り換え、そこから港への移動が煩わしいと感じられることがあるかもしれません。

本州側から四国方面に向かうことを考える場合、
最寄りの新尾道あるいは三原駅は通常各駅停車のみで場合によっては、
乗り換える電車までの待ち時間が30分以上と長いこともままあります。
それに新尾道から尾道港までは下り基調とはいえ、5キロ以上の距離があり少々不便ではあります。

そこでお勧めしたいのが、すべての新幹線が停車する広島駅・福山駅から
たった1度の乗り換えでしまなみに到達することができる高速バス、しまなみライナーです。

こちらを利用することで、しまなみ海道のど真ん中、生口島(瀬戸田)まで気軽に乗り続けることが可能です。
高速道路沿いであることから、必ずしも島の中心部から近いわけでもないですが、
島内バス路線と組み合わせて、うまく活用すれば移動の自由度が上がります。
宿泊の予定があれば、お宿の送迎をバス停までお願いしてみるのも手です。

ただし注意点が2つあります。
乗り降り共にできるのは本州発、今治発ともに生口島内バス停のみであることと、
自転車の輪行袋に入れての搭載は運が良ければできる程度に考える必要があることです。
観光バスのサイズ感のため荷室容量の制限からいつでもどこでもと言うわけにもいかず、
バス自体がもともと予約不要であることから、実際にバスが来るまで混み具合もわかりません。

大阪南港から伊予西条までフェリー、その後えひめ・しまなみりんりんトレイン

3つ目は、大阪南港からの船旅を追加するアクセス方法です。

既にご紹介した寝台特急を使う方法と同様に眠っているタイミングを
移動時間に当てられると言うメリットがあります。
大阪を出発する時間は深夜、伊予西条に到着するのが早朝です。

また、船旅を気軽に楽しんでみたいかたが気軽にお試ししやすい航路でもあります。
というのも、航路が短めで運賃が抑えられることと、船酔いの心配が少ないためです。

瀬戸内海は外洋に比べ非常に穏やかで荒れると言っても台風や爆弾低気圧でも来ていない限り大したことがありません。
ですので外洋フェリーでは船の揺れによる船酔いが心配な方でも安心して挑戦できます。

それでもまだ心配と言う方は、町のドラッグストアでも入手できる酔い止めを持っておかれると安心です。
何種類かありますので、自分にぴったりなものを試して見つけてみてください。

伊予西条港からしまなみ海道の四国側の起点、今治までは、20キロ近く距離がありますがここは電車での移動がスムーズです。
しまなみりんりんトレインは指定の車両であれば、自転車を降りたたむことなく、
そのまま電車に搭載することができるので、自分の自転車でしまなみ海道サイクリングをしたい方には特にオススメのアクセス方法です。
事前予約等なしで搭載できるのもポイントですが、花火大会など地元のイベントで電車の混雑が予想される時はその限りではありませんので、
JR四国のサイトで事前にチェックするのが無難です。

しまなみまでの旅も楽しめそうと思っていただけたら、幸いです。

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