わたしは佐木島暮らしを始めたタイミングで、本格的にリターンランナーとなりました。
毎朝5-10キロ。ペースは会話をできるほどにゆっくり。
心拍で言うと、120になるかどうか。実にゆるいです。
10キロは走らないと走った気がしない。
そう思っていた過去は流し去りました。
汗だらけのぐちゃぐちゃになったのをどうにかしたい。
島がこれを解決するのにもってこいの環境だったからです。
なんと島ぐるり、どこでもドボンできる素敵なビーチがあるので、
今日はここまで!
そう思ったところで海にざぶんと浸かりあとはゆっくりと歩いて帰る。
これが日常になりました。
走るなら昨日の自分に勝つ!
そんなガチランを卒業して、走ることを純粋に楽しめるようになったわけをお話しします。
※「飛脚まらそん」猫かぶって走ってます@豊中市
会話できるペースでゆるりと走る
いちばん大きかったのは、会話を楽しみながら走る。
そんな「新兵器」を手に入れたことです。
友人とLINE通話で喋りながら走っています。
会話を楽しみながらになるので、自然とペースが抑えられます。
喋るのってまあまあリソースを取られますから。
口呼吸でぜいぜいしない、
心拍をあげすぎない。
自分に合ったペースを心がけていても
ついついスポーツウォッチを睨みつけてはペースを上げがちです。
特に、リターンランナーはその傾向があります。
それを抑えられて、かつ会話の楽しみがある。
一石二鳥でした。
形から入る、を大歓迎する
二つ目は、お気に入りのウェア、帽子、シューズを揃えたことです。
好きなものに囲まれているのはやはり、気分上々で嬉しいものです。
形から入るなんて、ミーハーっぽくて嫌。
そんな思考を捨ててみたら、グッと楽しくなりました。
機能のみ、コスパのみに絞っても楽しめる方ももちろんいるでしょう。
(羨ましいです、正直)
でも、このウェアだとワクワクする、から入るのも大いにありだと思います。
ちなみにわたしは、サイクルウェアを着用しています。
真夏はサイクルウェアのみ。
涼しくなってきたらサイクルウェアをインナーとして使い、その上にTシャツを羽織ります。
スマホやお財布を背中のポケットに入れるのでサイクルウェアは外せません。
いわゆるランニングポーチなどの荷物が不要になります。
走っていても揺れず、スマホの飛び出しも防げて快適です。
他人とも、過去の自分とも比べない
三つ目は、今を楽しむ、です。
スマートウォッチで記録すると、数字としてペースがバッチリ出てしまうので、
ついつい、他人や過去の自分と比べて落ち込みがちです。
昔はこのペースで全然しんどくなかったのに。
あの人、最近始めたばかりなのに、わたしよりいいペースで走れてる。
彼女、毎日あんなに走ってるんだ。
などなど。
でも、わたしはわたし。他人は他人。
過去のわたしも他人のようなもの。
そう考えたら少し気が楽になりました。
人それぞれ環境は違いますし、自分も日々少しずつとはいえ老いていっているのだから
走りたいと思ってその通り走れている。それだけで十分幸せじゃないの、と。
リターンランニング、楽しんでみませんか?