好きなことばかりするから儲からないよ
ずっとずっと昔、わたしが物心ついたばかりの頃ですが
諦め顔で母がこういったことを思い出します。
数十年経って状況も変わりましたし、
そもそもそんなことを気にするなという話ですが
気にしてしまうものですね・・・
好き、を貫いて果たしてどこまでやれるのか。
ある意味そんな「実験」の途上にいます。
わたしなりの楽しみ方をお話しします。
※好きを詰め込んだカフェメニュー、万人受けは絶対しないと思うけどそれがいいのです
好きなものだけ売る
人間が社会的な動物である以上、多かれ少なかれ周囲の目を気にしてしまうものです。
それでもなるべく自分の好きなものをどうにか商いにすることを考え続けています。
例えば写真は喫茶メニューで出すことを考えているぜんざいですが、
普通のぜんざいに見えて、全くもってそうではありません。
見た目重視、スパイス好きの私の好みに完全に寄せています。
・ベースはジンジャーシロップ
・白玉団子は白のみでなく緑茶で味付けしたグリーンも追加
・カルダモンの砕いたものをアクセントにふりかけ
完全に好みが分かれるだろうことは承知の上です。
ただ相手の反応を見ながらやる心づもりはあります。
このぜんざいで言うと、カルダモンを無しにする、
くらいの柔軟さはあって然るべしと考えます。
まずは自分の好きを追求してみる。
そして目の前の客の反応を見ながら少しずつ変化をつけてみる。
そんな感じの手探りを繰り返していきます。
最初からほぼ全員に受けそうなものを狙うのではなく
一旦自分の好きなものを世に出してみるのがおすすめです。
好きなものでないと気持ちが上がらない。
そんな私のような人間は特にその方がトータルで効率的だと感じます。
好きな場所で仕事する
ものもそうですが、仕事の場所にもこだわります。
自分が心地が良い場所にいることがパフォーマンスを上げて仕事をする大前提だと思うからです。
とはいえ、やってみないとわからないものです。
そして好みも変わる可能性が大いにあります。
わたしの場合は20年以上都市部で暮らしてみて
やはり合わないと判断し地元に戻ることを選びました。
そして生まれ育った山間地域ではなくて、海のそばがあっているのでは?
そんな仮説のもとに、仮住まいで1ヵ月暮らしてみました。
結果、その判断が間違っていなかったと確信し、
本格的に家探しをして定住場所を決めた今に至ります。
あと数年で好みが変わっている可能性はゼロではないですが
少なくとも今のわたしには最高の環境です。
玄関から海まで最速10秒、潮の香りを感じながら静かに暮らしたいが
120%叶っていますから。
好きなタイミングで仕事する
もう一つ大事にしているのがタイミングです。
とにかく無理をしないことが大事だと考えていて、例えばわたしは仕事で全く電話を使いません。
営業時間ならいつでも、と言うのが耐えられないのです。
電話ってかかってきたら否応なく出るのが当たり前になっていますよね。
これがちょっと、いや、だいぶ嫌なのです。
電話が最たるものですが、何かをするときに自分がタイミングを選びたい、
相手にタイミングを選ばせたくないのです。
ただその代わり、返信は「メールだと遅いんだよね」と思わせないレベルで即答していますが。
今のところ低空飛行ながら、飛べてはいるので
しばらくこの調子で楽しむつもりです。
もっと自由に仕事したいな、と思っている方
こんな奴もいるのですよ、と安心していただけたなら幸いです。