先月5月23日に佐木島にやってきて
楽しく過ごしているうちに1ヵ月が経ちました。
昨年8月にも1ヵ月仮住まいをしていたことがあったのですが、
それは期間限定が前提だったので心持など多少違いがありました。
しばらくここにいられると思いながら1月暮らしてみて
その良い変化を考えてみました。
※この空の広さが心も広くしてくれたのかも@佐木島・三原市
ぐっすり眠れるようになった
何よりも変わったのが睡眠です。
街のように明かりがギラギラしていないからか、
19時位から本気でそわそわできるようになりました。
これまでも20時には寝ようと意識をしてきましたが、
今はそんなことを考えなくても、自然と気持ちが睡眠に傾いています。
愛猫も早く寝ようよと言ってきます。
そしてありがたいことに夜が静かで眠りを妨げないことです。
我が家が港のすぐそばで、また沖に航路があるので、船の往来は結構響きます。
ただ、ひっきりなしに通る車の音とは大違いで、むしろ子守唄のように感じます。
汗かぶれがひどくてスマートウォッチを最近は外しているのですが、
計測期間ではかなり良い睡眠スコアが出ていました。
自分自身も今日はいい感じに寝られたと思う日が多く、
体感と数値が一致しています。
工夫する力がついた
2つ目は工夫する力がついたことです。
やはり物理的な制約が存在し、島ゆえにやりにくいことは多々あります。
例えば好きな時間帯にいつでも外に出られるわけではありません。
自分で船を持たない限り、船のスケジュールに依存してしまいます。
またスーパーはあるものの、本土のスーパーで買えるものより種類は少ないです。
ものによってはとても高いこともあり、牛乳は500円近くします!
そんな中で、あるものを上手に使うことを常に考えるようになりました。
手に入りにくいお肉や魚は毎日食べなくても良いと判断し、食卓の主人公を野菜にしました。
そうすると、ご近所さんからのいただき物でほぼまかなえてしまうので気楽です。
タンパク質不足を補うため、週一回の本土への買い出しでは肉類を購入し、
他の日は乾燥豆を蒸して食べるようにしています。
肩の力を抜くことができた
三つ目は、あれもこれも、と詰め込む癖を手放せたことです。
思い立ったら行動する。
いいこともありますが、体を休める暇のなくなりがちなこの性質を
本土やお隣の島と隔てる海が多少控えめにしてくれました。
それでも「アナタ3人くらい同じ人いるよね」と言われるくらいには
あちこちに出かけているのではありますが。
ちょっと一手間、くらいの場所に暮らすのが
多動症気質の人間にはちょうど良いのかもしれません。
引き続き、自分の変化も楽しみつつ島暮らしします。