悪性腫瘍で闘病中の愛猫・翠さんを家族でかわるがわる見守りたい。
そんな思いで大阪に舞い戻ったのが九月末。
翠さんは長く暮らした大阪に舞い戻った数日後、
皆が揃うタイミングを見計らったかのように旅立ちました。
わたしには霊感などないはずなのですが、不思議なことにまだ足元に気配を感じることが多いです。
見守られている気がして嬉しいので、全く問題ないのですけれど。
しばらく大阪で過ごすことになったので、同じ過ごすならHAPPYに過ごしたい。
というわけで、田舎暮らしを体験したからこそ感じる、都会の魅力を言葉にしてみます。
※程よく街?それとも都会すぎる?@広島市
病院もお店も選べる
なんといっても、何をやるにしても選択肢が多いこと。
それは魅力で間違いありません。
正直なところ、多すぎて選択疲れするくらい、病院もお店も選び放題です。
例えば、歯医者に通うなら。
支払いはクレジットタッチ決済対応にして欲しい。
初回だけでなく、毎回WEB予約でないと嫌だ。
保険外治療も積極的に提案してくれないと困る。
そんなわたしの要求も大阪ならまあまあ通ります。
残念ながら、しまなみ地域でこれを言ったら最後、相当選択肢は狭まるでしょう。
というか、ゼロになる可能性もありえます。
公共交通機関の時間は気にしなくてよし
二つ目は、時刻表を控えておく必要がないこと。
数分待ったら電車もバスもやってきますから。
うっかり1本逃すと、次は2時間後。
そんな島のフェリーとはわけが違います。
自由に自分のタイミングで動きやすいのは魅力です。
そして利用者が多い分、移動コストが下がるのも嬉しいところです。
自由度が上がる分、自分を律して行動しないとダラダラしてしまいがち。
もちろん、そんな懸念もなくはないです。
が、日常生活から常に頭の一角を占めてしまう何かを減らせるのは大きいです。
常に音があふれており寂しくなる暇はない
三つ目は、1日を通してしん、と静まり返ることがあまりないことです。
ガタンゴトンと響く、電車の音。
国道を直走る大型トラックの行き交う音。
通学路をいく、学生さんの喋り声。
散歩中に立ち話をするわんこ飼い主仲間たち。
お店への呼び込みの威勢よい掛け声。
住宅街も、繁華街もとにかく音にあふれています。
騒音といえばそうなのですが、落ち込んでいるときには、むしろいいかも?
わたし自身がペットロス真っ只中だからなのか、そう感じました。
自分の立てる音すら、周りの絶景が吸い込んで消してしまうかのような場所だと
周りの色がなさすぎで、己の感情で世界がいっぱいになってしまいそうです。
街か田舎かどちらかに決めうちしない。
自分の体調や状況にあわせて、都会と自然たっぷりの場所を行き来する。
それが賢いやり方なのかもしれない、と改めて感じます。