愛猫翠さんを見送ったあと、大阪で2ヶ月ちょっと過ごしています。
しまなみを離れて、あらためて気がついたことがあります。
それは、しまなみ暮らしだと日々に、
さらには人生に余白を作りやすいということです。
・何かしなくちゃ
・頑張らなくちゃ
・急がなくちゃ
・あれもこれもやらないと
こういった感覚に陥りにくいその理由を考えてみました。
※とにかく空が広いこの景色が魅力@三原市
空がただただ広い
最大の魅力と言ってもいいと思うのが
雄大な自然が手を伸ばせばすぐの場所にある。
これにつきます。
このとおり、見上げると空がとても広く、
ゆったりおおらかな気持ちになりやすいです。
みているだけでリラックスできるかもしれません。
しまなみなら、空、海、島、山、そして少し街。
視界にぎっしりといろいろなものが映り込む都会とは異なります。
目に飛び込んでくる情報を押さえられて
余計な刺激を受けなくていいのが魅力です。
視覚情報の処理は無意識とはいえ、ストレスになりえますから。
スケジュールが自然とゆったりにできる
二つ目は、スケジュールを詰めつめにしにくいことです。
ついつい頑張りすぎてしまう方にはいい薬になります。
というのも、公共交通機関の充実している都市部だと
自分の能力を超えて予定を入れることができてしまいます。
それを、否が応でも抑えられるのがしまなみ界隈です。
街中であっても、大都市圏と比べると便利さではかないません。
時刻表と睨めっこしていないと、次の船は2時間後、なんてざらです。
お客さんを訪問するにしても、それぞれの距離が
都会のそれよりずっと離れてしまうこともあるでしょう。
そのまばらなスケジュールや訪問先のおかげで、無茶がしにくい。
これはむしろメリットではないでしょうか。
昼夜の区切りがしっかりしている
三つ目には、夜がしっかり静かになる点です。
農家の多い地域はイメージしやすいと思いますが
いわゆる街中であっても店じまいの時間は
大都市圏よりずっと早いです。
そしてたとえお店がやっていても、バスや船の最終便に合わせて動くとなると
日付けをまたいで活動するのはデメリットの方が大きいです。
(文字どおり家に帰れなくなります)
日のあるうちに活動して、日が暮れたらおやすみモードへ。
意識せずとも、こんなスタイルに収束して行きやすいです。
実際、しまなみでは修行僧のように早寝早起定刻活動のわたしですが
大都市圏・大阪にいるとついつい夜更かししがちです。
同じ人間のはずですが。
ついつい、フルスロットルでいつまでも何かしてしまう。
そんな方にはしまなみ暮らし、おすすめです。
もう少し、余白を足して、程よい塩梅で過ごせますよ。