一昨年、余命三ヶ月と診断された先代・翠(すい)さんは
最晩年をしまなみ(の端っこ)で過ごしましたが
驚くほど体調が安定していました。
そして結局余命宣告の3倍の9ヶ月、一緒にいてくれたのです。
病院が選ぶほどないなど、不安要素はゼロではありませんが
猫と暮らす人間が地方で過ごすメリットは案外多いと感じます。
わたしが実際しまなみで過ごしてみてよかったことをお話しします。
※完全室内飼いでもお楽しみはたくさん@三原市
たくさん運動できる
一つ目は、猫がたくさん運動できるようになること。
もちろん暮らす物件にもよりますが、総じて、都市部より広いです。
ちなみにわたしの場合は、大阪住まいだった頃の3倍以上になりました。
大阪の家も狭すぎるほどでもなかったのですが、まあ、こちとら田舎ですから。
室内飼いをしている猫で、遊ぶのが好きでもないと運動不足に陥りがちです。
それが、地方の家に暮らせば、餌場からお手洗い、寝床の移動だけで距離があります。
自分自身の歩数計の記録を見ても驚きますが
気付かぬうちに、自動的に運動量が底上げされる感じです。
走り回りたい盛りの年代なら思い切り大運動会ができます。
我が家では1歳になったばかりの花火くんが
常に走り回ってとても楽しそうにしてくれています。
窓の外が楽しい
窓の外を眺めるだけで、楽しいのが地方部の特権です。
我が家(今過ごしているのはわたしの生家)の裏は畑が広がり
そのすぐ後ろにちいさな山が見えます。
明るいうちは、農作業に勤しむ人々、飛び回る小鳥たち。
ときどき、ふらりとやってくる野良猫。
ちいさな虫たち。
夜中だとたまにですが、鹿やイノシシ、猿も登場。
猫にとってはワンダーランドのようで
花火くんはずっと窓辺に張り付いてキョロキョロしています。
都会だとこうはいかないでしょうね。
大阪時代は、すぐ後ろに隣家の壁が迫ってましたから。
お世話係のネットショッピングスキルが上がる
最後に、人間にとってのメリットを一つ挙げます。
それは、お世話係であるわたしのネットショッピングスキルが上がったことです。
結果、時間とお金の節約につながりました!
下手に、近所のお店でそれなりの種類のペットフードや猫用品が買えたのが大阪。
そこからしまなみへ引っ越してきて、近隣のお店だけではちょっと賄いづらくなりました。
そして、当初はやむなくAmazon(システムが好きすぎて完全にAmazon派です、余談ながら)
で買い物をするようになったのですが、やってみると、実に便利。
元々ネットショッピングする方ではありましたが、
慣れてコツを掴めたおかげで比率がグッと上がりました。
ありがたいことです。