先日、サイクリングで怪我をしないための心構えを紹介しました。
では、具体的に何を気をつければいいか。
乗っている時に注意するのは何か。
ポイントをまとめます。
これを気をつければヒヤリハットがかなり減ります。
そして、スキルが必要な未舗装路にも行ってみたい、
と思えるかもしれません。
ぜひ、試してください。
※砂利道はライドスキルを上げるのにピッタリ@香美町
道路の変わり目にご用心
まずは、道路状況が変わるポイントに気をつける、です。
・土から砂など材質が切り替わっている(金属の蓋なども)
・高さが変わっている(つまり段差)
・路面が濡れている(水や油など)
・道幅が細くなっている
サイクリングでの怪我のほとんどが転倒によるもの。
そういっても過言ではありません。
ですので、自分の不注意による転倒を防ぐことができたなら
もらい事故のようなしかたないものはさておき、怪我の確率を下げられます。
最も気にすべきは、上述の「変化」がある場所です。
同じような力加減で走っていると、うっかりハンドルを取られがちです。
しっかり目視確認して、適切なスピードで走行してください。
怖いな、と思ったら、周囲を確認の上、停止しての押しあるきもありです。
ゆるりと動く
二つ目は、急な動きをせず、ゆるりと動くことです。
車は急に止まれませんが、自転車でも同じことです。
歩行者であってもそうですが。
急ブレーキ、急発進は周囲を巻き込む事故の危険性があります。
ブレーキの場合は車輪のロックで、発進だと空転により
単独事故をしてしまうこともあります。
自転車本体、機材にも急な高負荷はよろしくありません。
それと、なぜか激しい転倒より、立ちゴケ的な
些細な「うっかりやらかし」系の方が重症になりがちです。
わたし自身時速50キロオーバーで石に乗り上げて転倒では
単に擦過傷だけで(割とズルムケでしたが)済んだのに
立ちゴケで鎖骨骨折で辛い思いをしたことがあります。
どう考えても前者の方が衝撃がひどいはずなので、不思議ですが。
すこし話がそれましたが、発進も停止もゆっくり。
食事後のペースもゆっくり。(ハイペースだと腹痛に)
これが体に負担なくサイクリングを楽しむコツです。
体温の変化を最小限に止める
三つ目は、体温上下動を最小限にとどめることです。
夏場なら、水分補給やかけ水で体温を下げる。
冬場なら、体幹を保温して熱が逃げるのを防ぐ。
そうすることで、無駄にエネルギーを使わずに済みます。
筋肉を動かし、適切な判断をするためのリソースを
体温調節目的で奪われすぎないようにしましょう。
厳冬期以外は、首周りに手拭いがおすすめです。
真夏は濡れタオルで体温を下げることができ、
涼しい季節や朝晩の冷え込みには、保温効果が期待できます。
寒い時期には、ベストタイプのウェア(ジレとも言われます)で
1日の中でも変化する気温に対応するのが吉です。