愛車とあちこちめぐるのが好きなかたにおすすめしたい、しまなみの楽しみかたを考えてみました。
クルマ移動だとお金がかかりがちと思っている方も多いと感じます。
が、コツをつかめばやりたいことも叶えつつお手頃に楽しめます。
ぜひ、ヒントをお持ち帰りください。
※歌戸崎フェリーから眺めた夕暮れ@尾道市
愛車でどこまで行くかをきめる
絶対いつも車中泊だから、どこまでも愛車で行く!
そんなこだわりがある方は別ですが。
まずはどこまで車で移動するのが、自分の時間、体力、やりたいことに照らして最適なのかを考えましょう。
しまなみに渡る前までの移動手段と割り切れるなら、
土地に比較的ゆとりがあり、駐車料金がお手頃なところをお勧めします。
坂の街、尾道は土地が狭く駐車料金は高めです。
一方お隣の三原になると駐車料金がぐっと下がります。
中心部から離れて呉線方向に向かえばなおさらです。
できたら、しまなみ海道も愛車でドライブしたい!
そんな方もおられるでしょう。
そんな場合は、ある程度どこを中心に回るか、計画を立てておくことをお勧めします。
普段都会に暮らす方には恐らく信じがたいはずですが、
しまなみ地域で駐車場に困る事はほぼありません。
ですのでその時の気分に合わせて好きなように動くのも悪くは無いです。
それでもなお計画をと書いたのは、高速に乗ったり降りたりの手間が案外とかかるからです。
サイクリングでも言えることですが、物理的に橋の高さまで上がる必要があるので回数が増えると所要時間がバカになりません。
アクセスポイントを工夫する
本州側であれば、尾道市浦崎町の戸崎港から向島に渡ることができます。
高速であればETC普通車で160円(休日運賃。2024年8月現在。以下同様)のところ、フェリーは運転手込みで270円。
金額の単純比較だと良さがわかりにくいかもしれません。
が、福山方面から来た場合には、尾道手前での渋滞を回避できるおまけがつきます。
また、のどかな眺めが楽しめる島の南東部にダイレクトにアクセスできるのが利点です。
今治側であれば、今治から大三島へのフェリーがあります。
高速だと1340円のところ運転手1名を含めて、1470円(3メートル未満)。
こちらも高速インターからだと少し大回りになってしまう絶景ポイントにひとっ飛びが可能です。
サイクリストに有名なヤッホー坂も港を降りたらすぐです。
そして、船に乗っている間は、ぼーっとできる利点もあります。
移動しながらも休憩できる。これはずっと運転していてはかないませんから。
愛車に自転車を搭載したら最強
最後に自転車をつけたら最強と言うお話をします。
わたしは自転車狂でサイクリストびいきなので、お許しを。
旅に出る時は愛車に、折りたたみでもいいから自転車を乗せてみてはいかがでしょうか?
と提案します。
そうすれば、自転車に最適な道は自転車で、車で最適な道は車で。
うまく切り替えながら移動することができます。
もともとは自転車で移動する予定でもちょっと疲れたな、と思えば引き返して車に切り替えてしまえばよいわけです。
無理しないので疲れにくい上、心理的に旅のハードルがぐっと下がるのではないでしょうか。
車で渡るとお金がかかるけれど、自転車になった途端にとてもリーズナブルに渡れる路線もあります。
例えば、三原の須波港から生口島の沢港など。
(自転車ならサイクルーズバスを利用して620円。車であれば1番小さな4メートル未満でも、1980円)
何よりも自分がどう過ごしたいか、何をやりたいかがもちろん大切ではあります。
ですが、ここを自転車に切り替えたら?徒歩にしたら?バスに乗り換えたら?船なら?
そんなふうに考えてみるのも楽しいですよ。