夏休み真っ只中。
お盆休みもあいまって観光地はどこ行っても人だらけ。
せっかく出かけるのにちっともゆっくりできないなんて辛い。
そんな方にお勧めのひっそりと楽しめるしまなみのスポットをご紹介します。
場所によっては本当にこの先進めるのか?と思うほど道が狭いところもあります。
大きな車だと通行そのものが難しいかもしれません。
そうでなかったとしても、対向からやってくるサイクリストや車には充分にご注意ください。
今治側から尾道方面に向かって順番にご紹介します。
※来島海峡を遠くに眺めながらアップダウンを行く@大三島
大島東部
1つ目は大島の東海岸です。
しまなみ海道ブルーラインは国道317号線ですが、
これを左折することなくまっすぐ行くと県道49号、県道337号線と続きます。
ほどよくアップダウンがあり、海をすぐそばに感じながら走ることができます。
しかし、自然ばかりかと思えばそうでもありません。
素敵なお店やお宿がひょっこり出てくるのがこちらのルートの魅力でもあります。
旅でくる方には、瀬戸内の誇るお魚料理が食べたい!と思っておられる方も多いでしょう。
新鮮な海の幸を楽しみたい方はぜひこちら、海の家 魚蔵を予約して尋ねてみてください。
狭すぎる道の運転は不安と思われる方は、来島海峡大橋を降りてすぐに西海岸沿いに進むのもオススメです。
(県道49号線です。)
こちらは東海岸と比べるとほとんどアップダウンはなく、道もずっと広いままです。
造船所、バラ公園(見頃は春と秋)、小さな集落とのどかな風景が続きます。
大三島南西部
2つ目は、大三島の南西部です。
こちらもかなりアップダウンが続きます。
ですので、サイクリングの場合は電動バイク利用がベストです。
電動でない場合は、初心者ではなく、脚力に自信がある方にお勧めします。
魅力はとにかく人がいないことです。
地元の人もほとんどおらず、農作業中のトラックを時折見かける程度です。
南側から島の北部を目指す場合は、思わず歓喜の声を上げてしまいそうな絶景ポイントがあります。
その名もヒャッホー坂。
坂を登り切ったあと、下り始めると、目の前に瀬戸内海の多島美がドーンと広がります。
まるでその景色に飛び込んでいくかのような気持ちになれるのが、名前の由来です。
1つだけ難点をあげると、この地域にはお店が少ないです。
とびしま海道、岡村島にわたる宗方港に自販機はありますが、個人商店のみでコンビニはありません。
特にお休みの日や朝夕の時間帯にはしっかりと飲み物、食べ物を自前で用意してください。
なお、大三島は島の真ん中、大山祇神社近辺がスーパーなど揃うにぎやかな地域です。
折古の浜
最後は、因島の折古の浜です。
こちらは、車ではなく、ぜひ徒歩か自転車でアクセスすることをお勧めします。
なぜかというと雰囲気ある手彫りのトンネルがあるんです。
そして、なにがすごいってトンネルを抜けた瞬間に空気感が変わるかのような静寂を味わえます。
とにかく、ひたすらに静かなのです。波音に包まれて癒しのひとときを過ごせます。
春から秋にかけての期間であれば、ビーチに出て少し海に浸ってみるのもありです。
ただし、市営海水浴場が閉鎖になって以降、監視員の方はおられません。
各自安全に注意して無理のない範囲で遊んでください。
穏やかな印象を持たれがちな瀬戸内海ですが、島と島の間が近い故に、少し沖に出ると一転して潮の流れはとても速いです。