相棒の翠さんが旅立ってから2週間。
ペットロスで沈むわたしを、友人がサイクリングに連れ出してくれました。
この日の目的地は、和歌山県有田川町にある、扇状の美しい棚田。
「あらぎ島」と呼ばれる景勝地です。
ここまで自転車で70キロ弱を往復するのに、
いわゆる王道から外れた道を選んでみました。
雰囲気の良い谷あいの集落をズンズン進んでいく我々。
ふとみると、向かう先にとんでもない急坂が現れました。
ガードレールの斜め具合が、ほぼ、壁です。
別の道だといいね、と喋りながら近づいていったところ
どうやら、目指している道の模様。
愕然としながら、進んでみたところ、
あれ?案外、キツくない?
楽ではなかったですが、普通に登れました。
やってみたら、案外いける、はあるものですね。
頭の硬かったわたしが、なんでも気軽にやれるようになった思考習慣を書いてみます。
※わたし、飛べるかも?と思ってしまいそうな景色@有田川町
間違ってもいい、を前提にする
一つ目は、間違うことを当たり前と認識することです。
新しいことをやるのに、ひとつも間違わずにすーっといけることなんて
まあ、ほぼないと思って良いでしょう。
すってんてんになっても命があればよしとするか。
ある程度生き延びるための資金がないと不安なのか。
そのあたりは人によって感覚の差があるとは思います。
が、またやり直せる範囲であれば、
それは間違いではなく経験と思えば、気楽です。
なお、失敗を恐れるあまり動けなかった過去のわたしに最も響いた言葉は、
三桁回数試行錯誤してから、諦めるべきですね、というもの。
1回2回ですっと行かずに諦めるなんて、早すぎる、とのこと。
なるほどなあ、と思います。
仕事でも趣味でも、何かかたちにするには100回近く失敗して
ようやく道筋が見えてくる。
そう思うと、ほっとしませんか?
もっとたくさん間違いましょう。
もとい、経験しましょう。
少しずつやり続ける
二つ目は、少しずつやり続けることです。
この習慣についても、衝撃的な言葉がありまして、
それは、低品質バンザイというもの。
低品質ですよ。
初めて耳にしたときは、聞き直したくらい驚きました。
が、とにかく手を止めない、前進することが大事、
というのは、やってみると実感として理解できます。
いちどサボると、再開するのに、ものすごいパワーが要りますから。
SNS発信などで思い当たる方もいらっしゃるかと思います。
やめたっていいじゃない
三つ目は、やめたっていいじゃない、です。
いちどやり始めたものをやめるなんて。
そう思いながら泥沼にズブズブと突き進む。
それはさすがにもったいないわけです。
健康な人だっていつ何があるかわからないですから。
有限の人生を「楽しく無くなってきたこと」に捧げる必要はありません。
100回くらいあの手この手で試してうまくいかないなら、すっぱり諦める。
初期投資を無理やり回収しようとしない。
そう思えば、ちょっくらやってみるかー、
という気になりませんか?
遠くから見るととんでもなく思える
やったことがないととてつもなく感じる
そんなあれこれも、やってみたら案外できるものです。
会社員を定年まで務め上げるんだ、それしかない。
そう信じて疑わなかったわたしも、これからは好きなことしかやらん!
と決めて独立して、七転八倒、低空飛行ながらも生きています。
とにかく、やってみる
トライしてみませんか?
人生、ちょびっとは楽しくなるはずです。