いちど訪ねた場所には行かない。
そんな方もおられるでしょうが
何度来てもしまなみなら楽しめる。
そう断言します。
その理由を書きます。
ちなみにわたし自身もいちど旅した場所に
また行くのはもういいいかな、と思うクチです。
そんな人間が便利で暮らしやすい都会をあえて離れ
24年ぶりに戻ってあらためて気づいた良さもあります。
※霧のロンドンならぬ、霧のしまなみ@三原市
季節によって表情が違う
ひとつ目には、季節によってガラリと表情が変わることです。
このブログでも、「少し移動しただけで風景が変わる」と
ちょっとしつこくいいすぎているくらいですが、
それは季節の変化にも当てはまります。
春には、島が丸ごと桜色や若芽の明るい緑に。
夏はまるで南国のような彩りで切り取り方によっては、沖縄の離島を思わせるほど。
しまなみなら、瀬戸田のサンセットビーチ近辺。
ゆめしまなら、佐島のUターンブルーラインのあたりです。
秋は、時間帯によっては静かな海にも錦の彩りが。
冬は穏やかな気温でありながら、モノトーンの景色が楽しめます。
年間を通じて比較的おだやかでありながら
しっかりと四季それぞれの特徴ある風景を楽しめるのが利点です。
天候によって表情が違う
二つ目は同じ季節、さらには同じ日でも
天候が変わるとまるで別人、そんな風景を拝めることです。
写真は梅雨時どき、雨天翌日の曇天です。
空気中に水分がこれでもか!と満ち満ちている様相ですが
なんとこの後10分と経たぬうちにスカッと晴れました。
そして、モノトーンだった海は、鮮やかなブルーグリーンに。
山の天気は変わりやすい、といいますが
海の天気も変わるときには変わるものですね。
まさに今、晩秋から冬にかけては
海霧が楽しめる季節でもあります。
まるで3,000M級の登山に出かけて雲海を見ているかのような
とびきりの眺めをわずか300M程度の山から楽しめるのがお得です。
旅でしまなみに来たときには、ぜひ早起きして
絶景の海霧に会いに行ってみてください。
おすすめビューポイントは筆影山の展望広場です。
山頂付近まで、楽々車でアクセスできますので。
時間によって表情が違う
三つ目は同じ日でも時間帯によって印象が変わることです。
昼間と夜とで味違いを2度楽しめる。
その最たる場所が、尾道の中心部です。
尾道駅から西へ向かって歩けば、昼間は爽やかな港町。
潮風が心地よく、尾道水道の景色を楽しみつつ
おしゃれなカフェや店が立ち並ぶコーナーもあり、
街の楽しみもたっぷりあります。
逆に、駅から東に向かうと、昔ながらの商店街や
寺町の雰囲気にどっぷり浸かりつつ歩けます。
これが夜になると、
・お向かい、向島の造船所はライトアップでピカピカ
・尾道側もクリスマスでもないのにイルミネーションで華やか
・商店街をずんずん進んだ新開(しんがい)は怪しげな色に彩られ(旧歓楽街です)
と様変わりです。
足元に気をつけて、千光寺のあたりまで登り
上から眺めてみるのも良さそうです。
ぜひ、季節を変えて、時間帯を変えて
またしまなみに遊びに来てください。