24年ぶりのしまなみ暮らしを始めてみて
いちばん暮らしが変わったこと。
それは、確実に早起きするようになったことです。
しかも、特に気合を入れて、とかではちっともなく
自然に、というのがポイントです。
その理由は、早く寝られる環境が整っていること。
というよりもむしろ、寝ざるをえない、かもしれません。
※朝起きるからこそみられる日の出@三原市
お店が遅くまで営業しない
なんといっても、お店が閉まる時間が早いことです。
ときおり困ることもありますが、
暮らしを自然と前倒しできるメリットは大きいです。
仕事終わってからゆっくり買い物すればいいや。
はあくまでも都会方式。
しまなみではなかなか通用しません。
ダラダラ仕事をしていたら、スーパーは閉まってしまいます。
都市部では当たり前のように深夜まで営業しているファミレスも
しまなみではおおむね22時や23時には営業終了です。
真っ暗な夜がしっかりやってきます。
早く帰らなくちゃ、という気にさせてもらうには好都合です。
公共交通機関も早仕舞い
お店だけでなく、公共交通機関も
都会の感覚からするとずっと早仕舞いです。
例えば、佐木島に須波港から渡るフェリー。
島にクルマで入る唯一のルートでもありますが
最終便はなんと19時30分発です。
それを逃したら、別ルートの高速船を使うほかありません。
わたしの実家に三原駅からバスで向かうとなると
さらに早くて、なんと18時30分が最終です。
うっかりふらふら遊んでなんていられないスケジュールです。
都会であれば、さあ、今から出かけるぞ、
と思う方も大勢いる時間帯かもしれません。
街の灯りも早めに消える
そして最後は、周りの人間も早めに寝る割合が大きいことです。
人間、良い方も悪い方も周りの影響を受けるものです。
もちろん、しまなみにだって宵っぱりの方もいらっしゃいますが、
都会のそれと比べるとはるかに少ないです。
農業地域はとくにその傾向が強いです。
朝が早いですから。
まあ、そもそも明かりの付いている家の絶対数も少ないのですが。
(都会より家の数も少なく、空き家は逆に増加傾向のため)
目的地であるお店や、そこに行くまでの交通手段を塞がれたとて
周囲の明かりが煌々としていたらなかなか早く寝る気にはなりません。
朝バタバタするのは嫌だけど、ついつい夜更かししてしまう。
子供への早く寝なさい!が毎日の口癖になっている。
そんな方にはしまなみ暮らしが向いているかもしれません。
朝の散歩に最高な景色だらけなので、ぜひ検討ください。