ふるさとへのJターンを果たして1週間が経ちました。
山あいにある生家も比較的静かで落ち着く場所でしたが
島は桁違いに静まり返り、自然の恵みをより身近に感じられます。
その魅力をお話しします。
※まるまると立派な青梅@佐木島・三原市
人工の音が少なめ
わたしにとって島のいちばんの魅力は
人工の音が少ないことです。
車や電車の行き交う音。
信号機の音。
人々の話し声。
そういったものが聞こえない代わりに
鳥のさえずりや草木が風になびく音、
そして波が打ち寄せる音が聞こえます。
もちろん農業をされる方の軽トラは時間帯問わず通りますし
沖合を往来する船のエンジン音はまあまあデカかったりもします。
ただ、人工の音が圧倒的に少ないので
トータルではあまり気になりません。
むしろ時報的な感じかもしれません。
静かだとこんなにも心地いいのか、と
部屋に愛猫のカキカキ音が響くことにも驚いています。
これまで聞こえなかった風の音もよく聞こえます。
夜がちゃんと暗い
二つ目の魅力は、夜がちゃんと暗くなることです。
日が暮れてあたりが暗くなったら、それを補う以上の明かりがギラギラついてしまう。
それが街中ですが、ここ佐木島ではその明かりも控えめです。
車の往来もほぼなくなり、辺りがさらにしんと静まり返ります。
つまりしっかりと夜がやってきます。
何がいいかって、「そろそろ寝なくちゃ」という気分になれます。
いやいや自分は鉄の意志で思うスケジュールでいける!
という方は自分で思っているほど、できないものです。
実際わたしがそうでしたから、ワハハ。
いやはや、環境って本当に大事です。
意志なんてちっぽけだとここに来て実感しています。
美味しい幸せがすぐそばにある
海も空も山も近い。
佐木島で是非とも暮らしたい、と思って頻繁に訪ねるようになってから
つくづく実感したのがこれでした。
そして実際に暮らしてみて思ったのは、土も近いということでした。
おいしいものを育てていただく。
その距離が手の届く範囲というか、本当に近いのです。
家の目の前が畑、というのがごく日常の風景です。
先日ご近所の方から畑をやってみないか?
とお誘いを受けホイホイと行ってきたのですが(ハーブ数種を植えました)
その帰り道、今度は庭の梅をもいで行きなよ、とのこと。
小さな梅の木かなと思いきやとんでも無い大きさで
ぎっしりとしかも特大の梅の実がついています。
今年は大豊作らしいのですが、なかなか全てを食べきることはできないそうで、
どうぞ取っていってくださいとありがたい言葉を頂戴しました。
それが写真の青梅です。
サイズ感が伝わりにくいかもしれませんが直径5センチ近くあります。
とても立派です。
まだトライしていませんが、美味しい魚もたくさん釣れるそうです。
美味しい幸せが近いのも島ならではの魅力です。