先月末から、しまなみを離れて、大阪に一時滞在中です。
ペットロスで沈むわたしを友人がサイクリングに連れ出してくれました。
向かった先は、和歌山県有田川町。
扇状の美しい棚田「あらぎ島」で有名な街です。
サイクリング終了後、見頃だしね!
というわけで、鷲ヶ峰コスモスパークに足を伸ばしました。
写真の通り、コスモスの向こうにちょうど夕陽が見える最高のタイミングでした。
ですが、想像以上の大渋滞にぶつかり焦ったのは事実です。
目的地の公園は、車がすれ違うのがギリギリ。
そんな細い曲がりくねった山道の先にあるのですが
皆がそこに押し寄せたら・・・結果は明らかです。
そう、駐車場入庫待ちの長い長い列が発生していたのです。
何かを楽しもうと思ったら、ひと工夫が必要。
それを再認識しました。
※夕暮れとコスモスの絶景@有田川町
タイミングを変える
まずは、タイミングを変えることでしょう。
土日祝に出かけず、平日に出かける。
平日の移動なら、朝晩の通勤通学時間帯を避ける。
それだけで、人の多さに辟易、は随分緩和されます。
学生だと難しいことも多いかもしれません。
が、会社員であれば、早出の余地がありますし、
フリーランスであれば、さらに自由が効きます。
今回のわたしのように、三連休最終日で皆が「見たい」時間帯を選んだら
その時点でそもそも勝ち目がないわけです。
ある程度はわかっていたとはいえ、
駐車場まであと500メートルもないのに、遅々として進まない。
すでに30分以上が経過し、日も暮れてきた。
特に係員誘導などはなく、入庫時間の予測は不可能。
となると、気忙しいです。
来年再訪するとしたら、少しでも人が少なくなるであろう、早朝を狙います。
日の出のマジックアワーも捨て難いですから。
やりかたを変える
二つ目は、やり方を変えること。
皆が車で行くところを、オートバイで行くなり、自転車で行くなり。
そうすれば、大多数ゆえの混雑に巻き込まれることはなくなります。
今回でいえば、二輪車、自転車で来ていた方々は「勝者」でした。
動線の邪魔にならないところへ駐輪すれば、好きなタイミングで訪問可能です。
とはいえ、長い長い急坂の先で、路面状態も良好なところばかりとは言えず
さらに道路脇に街灯もないとなると、リスクももちろんあります。
楽しみかたを変える
三つ目は、できる範囲で楽しみを見出すこと。
常識的な「こうあるべし」にとらわれず、自分仕様に考えを変えてはいかがでしょうか。
今回は、実は帰りの時間が遅くなることを懸念し、
ドライバーの友人は車から降りず、わたしのみ写真を撮りに降りました。
彼女が過去に何度も訪問していたから、という背景はありますが。
車を止めて、二人ともで楽しまないとダメだ。
そう考えてしまっていたら、せっかくの絶景も楽しめず、
損した気分になっていたことでしょう。
一人でも楽しめたら、儲けもん。
帰りの時間を気にしながら、いつまでも待たなくて良かった。
我々はそう思えたのでラッキーでした。
負け惜しみではなく、ある部分に着目して楽しむ。
そんな考え方をおすすめします。