念願の佐木島暮らしを始めて
あっという間に1週間が経ちました。
その間、小学校と島民合同運動会に参加したり。
近所の方から畑をお借りしてハーブの植え付けをしてみたり。
梅の収穫を楽しんでみたり、色々とやっています。
つい張り切って何でも全力でやりがちです。
が、そんな時こそ自分を見失わないように、
肩の力を抜くことが大事だなと思っています。
父の早逝影響で幼稚園が急に変わったり
大学進学とともに全く見知らぬ土地(関西)に出てみたり、
思えば環境の変化が比較的多い人生でした。
不惑すぎてのおひとりさまJターンもまさにそうですね。
そんなわたしが新天地に移った際、
大事にしていることをお話しします。
※島の恒例行事、塩焚き@佐木島・三原市
お誘いにはのってみる
肩の力を抜くのではないの?
と言われそうですが、基本的にお誘いには1度は乗ってみる派です。
定期的なイベントであまり自分に向いてないなと思えば
そう思ったタイミングで抜ければいいのですが、食わず嫌いはないかな、と。
そこから新しい世界が広がることがありますから。
たとえば、わたしの場合、学生時代のアルバイトで心に残っているものはすべて
そんなのやらないよ!と思っていたことばかりでした。
調剤薬局の入力事務にしろ、学生食堂のレジ係りにしろ
どれもこれも、ひょんなお誘いから始めることとなり、
すっかりはまり込んだのです。
そしていまだに(25年近く経つのに)ご縁が続いていることも驚きです。
自分からやろうと思っていることだけで行動していると
世界が狭まるなあ、という実感です。
それに少しでも抗いたいなら、お誘いをチャンスにしましょう。
気の合う人を見つける
特にわたしのように移住した先で起こりがちなのですが、
声をかけてくれる人すべてと仲良くしようとすると、しんどくなるなと思っています。
やはり人間同士、相性があります。
どんなに親切な相手であっても、自分が一緒に過ごして無理がない。
そんな方と長くいることを選ぶのが大事だと思っています。
寝る時間帯が違う、趣味が全く違う、でも近所に住んでいる。
そんな方との付き合いはもうすれ違った時だけの挨拶だけでいい。
そうバッサリやってしまうのもありでしょう。
無理に全員にいい顔しなくたっていいんです。
もちろん人として失礼がないようにする必要がありますが、
せっかくの親切だからと何もかもイエスマンにならなくてもいいんです。
力を抜くくらいがちょうどいい
フルスロットルで何かをやろうとすると、
大抵しょうもないミスをしたりするものです。
力を抜いてゆるっとそれでもできる。
そのくらいに人間関係も、仕事量も留めて過ごすのがオススメです。
直近の私の話で言うと、広大すぎる畑のオファーがありました。
なんと、小学校の25メートルプールサイズ以上の畑を全部使っていいよと言われたのです。
ありがたい!と一瞬思ったのですが、いくらなんでも初年度からそれは広すぎるだろうと思い直し、
そのごく一部の畝だけを使わせてもらうことにしました。
親切はありがたいのですが、それを全部受け止める必要はないと思っています。
とは言え、その畑に関して言うと、種まきの時点であまりにも不慣れなことがバレてしまい
貸してくださった方が呆れた結果、僕が全てやるからとわたしは収穫するだけの係になりました。
もはや、笑い話です。
そんなのでいいのか?ではありますが、
このレベルでまあええか、と思えたらきっと新天地を楽しめます。
まぁそのうちわたしも経験を積んで畑マイスターになれるでしょう。
五箇年計画位は余裕でかかりそうですけど。
気楽に楽しみましょう。