痛みを減らしてサイクリングを楽しむコツ

お尻、痛くなりませんか?

自転車をやっています、というと
ほぼ必ずと言っていいほどこう尋ねられます。

サイクリング行きませんか?

とお声がけしても、
お尻が痛くなるのはちょっと、と断られることもあります。
実際に、辛い思いをしたという方もちらほら。

楽しんでみたいけど、痛かったりしんどいのは嫌。
そりゃそうですよね。

というわけで、サイクリングでよく痛くなる箇所と
その具体的な対策を紹介します。

 


※意気揚々としていられるのは、疲れないための「仕込み」のおかげ@尾道市

お尻は、サドルクッションで防御

多くの方のいちばんの懸念事項。
それは、お尻の痛みだと思われます。

視覚的なものもあいまってか、膝や腰よりも気にされる確率が高いです。
まあ、スポーツバイクのサドルは、みるからに細くて頼りないのでやむなしです。
サイクリング時には、手、お尻、足の3点で体重を支えますので
お尻以外の手の平や足もそれなりにダメージを喰らうのですが。

さて、そんなみんなが怖がるお尻の痛み対策の決定打。
それは、「サドルクッション」です。
サドルカバー、と呼ばれることもあります。

既存のサドルの上に、座布団のように置いて使います。
しまなみ界隈のレンタサイクルショップでは、
レンタルするとこの手のカバーが標準で付いてくることも多くなりました。
それくらい、需要があるのでしょう。

パッドの入ったサイクルパンツを着用するのももちろんありですが
よりお手頃に導入しやすいのがサドルクッションです。

手のひらの痛みは、手袋にパフ

次に無視できないのが、手の平の痛みです。
時には、手のひらだけでなく手首に痛みを感じることもあります。

サイクリングでは、手、お尻、足の3点で体重を支えますが
最も接地面積が小さく、お尻や足と比較して繊細な手が悲鳴を上げないわけがありません。

手の痛み対策で有効なのは、化粧用のパフです。
高級品である必要は全くなく、百均のもので十分です。

パフをサイクリンググローブの手のひら側に仕込むだけ。
簡単でありながら、快適さが爆上がりします。
薄手のものなら、片手に2枚ずつ、なんてのもありです。
お手頃かつ気軽なので、ぜひ試してみてください。

なお、サイクリンググローブも、高級品でなくて大丈夫です。
例えば、ワークマンであれば1,000円程度で購入できます。
グローブ単体でも振動吸収効果があるので、標準装備をお勧めします。
春から秋であれば、指先が出ているタイプも便利です。

腰の痛みには、ヒップバッグ

サイクリングに関わらず、年代問わず、悩みが多い腰痛。
腰痛が怖くて長距離に挑戦しにくい。
特に初心者サイクリストであれば、そんな声も聞こえてきそうです。

疲れにくい乗車姿勢をマスターすること。
そもそも自分の体格と柔軟性、スタイルにフィットした自転車に乗ること。

こう言ったことは長期的にはもちろん大事なのですが、
グッズですぐにできる対策もあります。

それは、ヒップバッグ。

・重心が下がることで体への負担が減る
・荷物の重さをサドルとお尻とで分散できる
・上げ下ろしがいらない(横に回転)ため無理な姿勢を取らずに済む

と腰にとにかく優しいのが利点です。

わたしはワークマンの横にボトルも差し込めるタイプを愛用しているのですが
どうやら、今は在庫がなくなっているようです。
Amazonでは、こちらのSHIMANOのバッグが近いです。
リュックに容量では負けるかもしれませんが負担がグッと減るのでお勧めです。

 

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