サイクリストに広島空港を推すわけ

広島空港と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?
残念ながらあまりいいイメージはないかもしれません。

なにしろ、広島市内からめちゃくちゃ遠いです。
なんでそんなところにあるん?とまで言われることも。
市街地からのアクセスに関しては、評判はイマイチです。

が、実はサイクリストにとっては魅力の詰まった場所です。
そんな、一般的には、あまり光の当たらない部分を紹介します。

しまなみ海道を走りたい、とやってくる旅の人間にも
あわよくばこの辺りに移住したい、と思っている方にもおすすめです。


※威風堂々の進入灯。夕陽に照らされて輝いています@三原市

飛行機輪行客歓迎・輪行箱置き場あり

まず、お伝えしたいのは、サイクル・ハブの存在です。
空港内に、サイクリストが輪行・輪行解除のできるスペースが設けられています。
屋内でしかも、目隠しもある仕様なので、他の方の目を気にせず作業ができます。

そして、飛行機輪行でやってくるサイクリストにはとてもありがたい
輪行箱置場が設置されています。

航空会社のカウンターでは預かってもらえず
ロッカーに預けるにしても費用がかさむ輪行箱。
国内だからまあ大丈夫かな、とちょっとヒヤヒヤしながらも
薄っぺらい輪行袋で輪行していた方に朗報です。

しまなみへのアクセスは、新幹線と船が多数派かとは思いますが
空港のほうが便利なんだよな、というかた、
ぜひ心の隅にとどめてください。

アップダウンあり景観よしのコースあり

遠くからやってくる方、比較的近くに在住の方。
どちらもにおすすめなのが、空港をぐるりと回るサイクリングコースです。

全日本選手権などトッププロのレースでも使用される走りごたえのあるコースです。
一周12キロ、獲得標高は約220メートル。
アップダウンもあり、クネクネもしていてテクニカル。
飛行機の発着と周りの山々の自然を同時に楽しむことができる。
そう考えるとお得感があります。

愛車を持ち込んでももちろん良いですし、レンタサイクルもあります。
まずは電動自転車で様子を見てから、行けそうならその後愛車で走る。
そんなやり方も大いにありです。

空港がそもそも山の上にあるので、
そこに行くまででへとへと、なんてこともありえますから。

珍風景?巨大構造物も楽しめる

広島空港といえば、進入灯橋梁の存在を無しには語れません。
山の上の限られた土地に作られた空港だからこその独特の風景です。
赤い細い橋が谷を超えて伸びる様子は、なかなか面白みがありますよ。

上述のサイクリングコースをぐるりと走れば、
その堂々たる姿を間近に眺めることができます。
その大きさゆえに、周囲の道路からも広く確認できます。

巨大構造物好きであればぜひ、広島空港大橋とともに
見物にいらしてください。

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