仕事と遊びは分ける必要が全くない。
むしろごた混ぜでいい。
そう思うわたしですが
友達とお客は分けて考えたほうが気楽だと考えています。
先日、ふとしたきっかけでその思いを強くしたことがありました。
それは、6月から始めるゲストハウスにぜひ泊まらせてほしい、
と友人に言われたときのことです。
実は建物だけで100坪という広大なおうちですが、
ひとりで無理なく運営するため、ゲストは1日1組限定の2名マックス。
そして三泊以上を必須とするこころづもりでした。
リネンの交換頻度が下がり、手間が減りますので。
しかし、リクエストの人数は5名で一泊だけ。
お客なら2名までのところ、価格設定どうしよう。
よく考えたら、その日、機会損失になるじゃん。
もろもろ考えた結果、わたしの希望する条件に合致しなければ
たとえ友人であっても請けてはいけない、と思い至りました。
友人相手に商売する気楽さもあるかもしれませんが
それをキッパリと絶った方がもっと心穏やかにいられるのでは、と考えます。
※空と桜がくっきり分かれていたある日の佐木島@三原市
知っている人から買いたい
そんなわけで、よく聞く考え方、逆でもよくない?
と提案してみます。
一つ目は、知っている人だからお願いしたい、です。
同じ頼むなら、地元の方にお願いしたい、も似ていますね。
こういったものはすべてバッサリ斬ってみませんか?
自分の希望にピタッと合致すればもちろん、断る理由も避ける理由もありません。
ですが、そうでない場合は、お互い不幸になりえます。
知り合いだから、まあいいか、的な妥協が生まれやすいですから。
お互い、なあなあにもなりやすいでしょうし。
このご時世、物理的に近いからどうこうも少ないですし。
○○さんだから、とお願いされるのも悪くないですが
実績で判断されるところで闘うことを目指したいのです。
書なら、あなたの作品が好きだから、買いたい、がベストです。
友達なので優遇したい
二つ目は、友達だから優遇する、をやめること。
なぜ友達や知人を優遇するのでしょうか?
また優遇されることを期待するのでしょうか?
よく知っている人だから親切にしたい、という気持ちは否定しません。
ただ、友達でもないのに、知らないあなたを実績で選んでくれるお客こそ
ありがたいお客さんではないでしょうか?
同じ意図で、友達価格は言語道断だと考えていますので、
ゲストハウスでもその他サービスでも一切友達価格の設定はしていません。
その点ご理解をいただけると幸いです。
システムを通さず直接取引
自分の提供するサービスに友人・知人のリクエストが幸い合致した。
ありがたいことです。
そんな時に、じゃあ、今回は現金でいいよ、とか
口頭連絡だけでいいよ、とか、よくありますよね。
普段はキャッシュレスのみで、予約システムからしか受け付けていないのに!
これも、やらなくてもいいことの一つかな、と思っています。
経理もしづらくなりますし、何より美しくありません。
知り合いなのに、システム通してもらうのものなあ、
なんて遠慮はなしにしてみましょう。
それが無理だと言うなら、もはやお客さんではない。
それくらいの覚悟でちょうどいいのです。