しまなみ界隈の山は、標高以上にお得感あり!
とあちこちで宣伝しています。
何故って、海抜ゼロからの景色なので
標高の感覚以上に達成感を得られるからです。
そんなしまなみの山の中でも、
とびきりスリリングな景色が味わえる場所を紹介します。
暑い季節にひんやりしたい
ただの絶景じゃつまらない
そんな方にお勧めです。
※王城切石山公園の眺め@福山市
一つ目は、福山市にあるこちら。
崖の上のポニョの舞台となった鞆の浦から程近い「横島」にあります。
・標高228メートルが信じられない迫力
・紅葉の時期は、海の青、山の錦が同時に楽しめる
・飛べそう!な岩場あり
狭いながらも9合目までは車でのアクセスが可能です。
ただしその先は急な階段を「登山」する必要があります。
整備はされていますが、自然の地形に沿って設置されており
特に手すりなどの補助具もありませんのでご注意を。
また、駐車スペースは数台程度です。
少人数でもしくは、自転車での訪問(体力があれば)をお勧めします。
晴れた日には、四国山脈も、しまなみ海道の島々もくっきり見えます。
観光客でごった返しているところが苦手な方にも安心なひっそりスポットです。
二つ目は尾道、岩子(いわし)島にあるゆるぎ岩です。
今回あげた三つのうち、いわゆる「映え」はトップレベルです。
・空中に浮いたかのような岩の上に乗れる(ただし十分気をつけて)
・標高130メートルでありながら本格登山気分が味わえる
・自然の眺めに加えて、船の往来も楽しめる
ルートは大きく二つあります。
南側、トンネル脇からだと、鎖場もあり、ハードルは高いです。
体力にあまり自信がない方は、西側からのアプローチが最適です。
サイクリングのついでに行きたい。
そんな方はどのルートにせよ、ビンディングシューズだけではなく
スニーカー持参を強くお勧めします。
コンパクトにできるから、とマリンシューズにすると泣きをみます。
尾道から見えている範囲の近さで
(向島を経由して行っても、渡って二つ目の島)
標高がわずか100メートルなのに冒険気分を味わえるのが魅力です。
なお、真砂土(まさつち)と呼ばれるこの地域ならではの土は
とにかく滑りやすいのが特徴です。
鎖場近辺は滑りやすく、横に遮るものもないので、特に注意ください。
ゆるぎ岩は、誰にでもお勧めできる場所ではありませんが
お天気の落ち着いた日に、体力に余裕のある方が行くには楽しい場所です。
三つ目は、因島にある白滝山展望台です。
五百羅漢と呼ばれる石仏群の向こうに、
ダイナミックな海と島の織りなす眺めをまとめて楽しめます。
・8合目まで楽々車でアクセス可能
・駐車場ゆったり、お手洗いもあり
・急峻な山道だが、手すりあり
・途中に休憩どころあり
こちらのお勧めポイントは、
第一に、アクセスの良さ。
第二に、設備が整っていることです。
駐車場でだいたい8合目の感ですが、
ここからでも十分見応えのある景色が楽しめます。
そして、道幅も観光バスでも問題ないほど広々です。
ですので、体調に波があったり、運転技術に不安がある方も
気楽に挑戦しやすい絶景スポットです。