ゆるい家探しを楽しめるわけ

もしこれが会社のプロジェクトであれば
ポシャってますレベルのゆるさで家探しをしています。

ふるさとの海沿いに暮らしたい
この漠然とした夢を持ったタイミングからカウントしたら実に20年。

トライアスロン練し放題の佐木島で、
サイクリスト仲間を迎えて楽しく過ごしたい。
ここまでクリアにしてからでも2年経過しています。

ようやくこれは!と思える「海の見える家」の交渉まできました。
何度か同じくらいのところまで進めたことはあり、気は抜けませんが。

よくそんなにゆっくりやっていられるね、
とも言われますがごもっとも。

焦らずこの進み具合を楽しめているわけを書いてみます。


※ゆるりとした時間が流れるしまなみ 穏やかな海を眺めているとセカセカするのがアホらしくなる?@三原市

できた部分に注目する

今でこそ、心から、この「しまなみペース」を楽しめていますが
最初から焦らなかったわけではありません。

いちばん初めに狙った物件に至っては、
諦めてから数ヶ月次の行動が起こせないほど落ち込む体たらくでした。
ちなみに、理由は「建築士レベルで自力メンテできないと住み続けるのは困難」
というものでした。

いきなり建築士になれるわけではなので、はい次!と行くべきですよね。
そもそもたった一軒しか見ていないのに落ち込むなんて、という話です。
実際に交渉できる空き家でかつ、自分の要望に合ったところが限られたとしても、です。

「ここの集落だと家が湿気やすいのが分かったのは収穫でしょ」
この時に、ご縁をいただいた土建屋さんにそう言われてハッとしました。

この言葉のおかげで、第二の物件、第三の物件とご縁がなくても落ち込まずに済みました。
契約に至らなかったとしても、探す行動をしたことにより
ここはどう?と情報が思わぬところから入るようにもなりました。

自分がどう感じるかがいちばん

一発合格しないとすぐしょげる。
今回の家探しでそんな打たれ弱い部分が発覚しましたが、
本来の性質で都合が良かったところもあります。

それは、他人の目をあまり気にしないこと。
自分が納得していれば、周りが全員否定的でも進めてしまう強引さがあります。

なので、事情をしらない方からたとえ「まだ決まらないの」と尋ねられても
「なかなかピタッと来るところがないのよね」と平然と返せるわけです。

ここでクヨクヨすることはありません。
適当なところでもいいから決めてしまおうとすることもありません。
まあ、そうすることで「婚期」を逃す可能性はあるのですが。

相性の良い人を大切にする

気の合わない方の意見に流されすぎない。
味方してくれる人を徹底的に大事にする。
そうすることで、かなり前向きになれたと振り返ります。

Airbnbやるやる詐欺やな
などとからかってくる人間もいる一方で、

「きっといいところが見つかるよ」
「お宿始めたら教えてな。絶対行くで」

とエールを送ってくれる方も大勢います。
移住者先輩の中には、わたしの素性を知らないうちから
粉骨砕身家探しを手伝ってくれた方もいて本当にありがたかったです。

正直、都会ならもっとスムーズなのにな、と感じることは少なくありません。
でも数年単位で暮らし方を少しずつ設計する感じで取り組むのも悪くないな、
と思えるようになりました。

万が一、今回の物件がうまくいかなかったとしても
ブログのネタにもってこいだわ、と思えるのはかなりの成長です。

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