島あるあるを丸ごと楽しむ

都市部ではあまりないけど、島だと割と普通。
そんなものをまるごと楽しめたら、しまなみ暮らしはより面白くなると思っています。
わたしが1ヵ月ちょっと離島、佐木島暮らしをしてみて気づいたことをあげてみました。

※大ぶりの海藻がそこらじゅうに、も島あるある@三原市・佐木島

カニがやたらといる

1つ目はやたらとカニに出くわすことです。
サイズも大きなものから、指の先程度の小ぶりの個体までまちまちです。
そして海岸だけでなく、こんなところまでと驚くような山側にもいます。

数の感じは、人が来るとザザーっと慌てて逃げていく岸壁のフナムシレベルです。
釣りをされる方には、お馴染みのあの光景が、役者を変えて繰り広げられるイメージです。

初めてだと、そして自転車での移動中だとびっくりして、思わずハンドル操作を誤ってしまうかもしれません。
が、彼らは意外とうまく逃げてくれるのでご安心ください。

イノシシ大サイズがいる

2つ目は、島内移動するとそこかしこで出くわすイノシシ。
彼らのサイズがとてつもなく大きいことです。

なんて愛くるしいの!と思わず感嘆の声を出してしまう、そんな可愛らしいウリ坊もいます。
が、軽トラの頭部分に匹敵する?そのくらいインパクトあるボスのような個体も珍しくありません。
基本的に、人間を襲う事は無いのですが、そのサイズ感だけで十分に卒倒レベルです。

それに車を運転している場合は、移動速度が早いがために、
イノシシがこちらに気づくのが遅れて慌てて飛び出した結果、クルマがやられる。
そんなことも少なからず起きているようです。

昼間はめったにいませんが、夜間と朝晩の薄暗い時間帯までは特に要注意です。
どうしてもの理由がない限り、夜に出歩かないのが得策です。

皆がお互いを把握している

3つ目は、世間がとにかく狭いことです。
どんな家族構成かはもちろん会ったことすらなく、顔もわからない。
そんなご近所さんは都会では珍しくありません。

ですが佐木島に限らず、しまなみ地域では、大体の家族構成はおろか、どんな仕事をしているか。
歳はいくつか。はまっている趣味や休日の過ごし方に至るまで。

たとえ少し離れた地区の人間同士ですらお互い把握していることが珍しくありません。
それを息苦しく感じる人はもちろんいるでしょう。
でもそうでもない方にとっては助けにもなり得ます。

島在住の方に聞いた、泥棒がすぐ捕まってしまう話は、
都会暮らしが長かったわたしにはとても印象的でした。

なんでも、みんなお互い顔がわかるから、外部の人間はすぐわかる。
そして怪しい動きをしていたら余計に目立つので、すぐに船員に連絡が行く。
よって、悪巧みを働こうものなら本土に着くまでにお縄になるようです。

香典泥棒も農機具泥棒もすぐに捕まるのよと聞きました。
ある意味、とても濃ゆい世界です。

そんなのも悪くないかもと思う方は、旅だけでなく移住もぜひ検討してみてください。

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