しまなみ旅を楽しみにやってくる方に、お勧めな旅始めのお宿を考えてみました。
U2のHOTEL CYCLEは少なくともサイクリストにとっては、
あまりに有名すぎるのでわざわざ私が言う必要もないでしょう。
少し風変わりだけど、ツボにはまる人にはとても響くであろう宿泊施設をご紹介します。
いずれもわたしのお気に入りのお宿です。
※渡船ですぐお向かいの向島に渡れます@尾道市
書生さんがでてきそうなゲストハウス
1つ目は、坂の街尾道を目だけでなくしっかりと足腰に刻めるであろうお宿です。
いろは荘と言います。
山の中腹にあり、とにかく眺めが良いです。
こちらのオススメポイントは、グループ旅行でもリーズナブルに個室利用が叶うことです。
下宿宿だったところを宿泊施設にしているため、4畳半の個室がお部屋です。
ご飯を食べたり雑談したりは仲間や他の宿泊者と一緒に過ごしたいけど、
寝るときは1人がくつろげてありがたい。
そんな方にぴったりです。
お宿までの道は、この路地は本当に通っていいの?
と思わずたじろぐほどの狭さです。アクセス方法にもよりますが。
暗くなってからだと段差や道幅の狭さで不安があります。
ですのでなるべく明るいうちの到着をお勧めします。
サイクリストの方であれば、自転車用ライトを活用するのも一手です。
とはいえ、細い道にまあまあな勾配の坂が立ちはだかるため、
自転車乗りにはぜひ!と少々言いにくいところではあります。
自転車だけ港近くで預かってもらうなどして、宿へは身ひとつで向かうのも良さそうです。
島に渡ってすぐのゲストハウス
尾道スタートで、しまなみ旅を考えられている方で、公共交通機関を利用する場合には、
早めに次なる向島まで渡っておくのも賢いやり方です。
と言うのも、朝が早い渡船もさすがに5時台はなく6時からです。
例えば日の長い時期に太陽と共に出発したい、なんて場合、
船の時間に制限されることなく、朝早い出発が叶います。
もし前の日のうちに島まで渡っておけば、極端な話、夜明け前のスタートだって可能ですから。
こちらのお宿、B & B潮風は、旅好きのオーナーさんが経営されています。
時間にゆとりのある方は、彼女の旅の話もぜひ聞いてみてください。
朝食付きでひとり1泊4300円と超破格なのも魅力的です。
同時に泊まれるゲストはなんと最大7人なので、家族やグループでの旅行にもオススメです。
ただしこちら、あくまでも一般のおうちにお邪魔する形です。
お風呂はオーナーさんとも共有です。
ですので大勢で尋ねるとなると、洗面所やお風呂の順番決めなど多少面倒な事は発生してしまいます。
メンバーや状況によって無理なさそうであれば、ぜひ選んでみてください。
またこちらのお宿もなるべく明るい時間帯に到着するのがオススメです。
渡船乗り場からすぐの住宅街なのですが、そんなに街灯も多くはありませんので。
元遊廓のお宿
最後にご紹介するのは、尾道の中でもあまり観光客が足を踏み入れない東部地域、
かつての色街にあるお宿、ADDress 尾道E邸です。
尾道は何度も行ったことがあるけど、ここは知らないと言う方も一定数いらっしゃいます。
ですので、何度か遊びに来たことがあっても、新鮮な気持ちで楽しめる確率が上がります。
こちらは元遊郭だった建物を利用して宿泊所にしていますので
独特の建築スタイルを眺めて楽しむことも可能です。
なおサイクリストの方で屋内に愛車を保管したい場合は、事前にお願いしてみてください。
系列のお宿が2ブロックほど離れたところにあり、そちらで預かってもらえます。
お宿のサブスク、ADDressは少しずつ浸透してきており、ご存知の方も多いでしょう。
ひとりの旅も楽しめるのですが、2人のグループもおすすめです。
同伴者制度と言って、ユーザーのお友達ひとりがお手頃に宿泊できる仕組みがあるからです。
お宿によってお値段は異なりますが、場所によっては1000円と破格のこともあるので、うまく活用してみてください。