ゲストハウスを六月から始動するにあたり、
こわごわとですが、決めた覚悟があります。
それは、低価格に甘えない、ということ。
初心者だから、と新規開店の特別価格も設定しませんし
不便だから、ホスト滞在型だから、という理由で廉価にもしません。
その理由をお話しします。
※民泊仲間からいただいたみずみずしいほうれん草@三原市
自分を奮い立たせるため
なんといっても、自分にハッパをかけたいから、です。
これがAirbnbアプリに「近隣の同様施設と比較してお宅、高くね?」
と指摘されるも完全スルーを決め込んでいる理由です。
この値段だし、と自分を甘やかしたくないのです。
逆に、お客さんにも、どうせいい加減なんでしょ、と思ってほしくありません。
なにしろお宿の場所は、わたしの大好きな場所。
ここを気に入って、目的地にしてくれる方を
できる限りの最高のおもてなしで受けたいのです。
そのためには、リターンが大きい方が当然やる気が出るというものです。
金持ち喧嘩せずは本当
二つ目には、穏やかなお客さんに来てほしいということ。
会社員時代の経験(精密機器メーカーで営業職)も含め
強く感じるのは、金持ち喧嘩せず、は真実だと。
日本でこれを言うと、そう?という反応も多いのですが
ここで言う金持ちは、小金持ちではなく世界レベルの、です。
数億円のクルーザーを何台も持っているような方というのは
本当によくできた方が多いです。
たとえ思わぬトラブルに出会おうと、主体的に行動して解決する。
そういった能力も総じて高いと感じます。
お金だけでなく、心にも時間にも余裕があるからでしょうね。
来日したお客さんを振り返っても、いや、それは流石に文句言ってもいいでしょ、
とこちらが思うような場面でも、怒ることなどなく冷静な対処をされていました。
いわゆるカスハラの対極のような感じです。
安いから、という理由ではなく、
割高でも問題ない、むしろその方が安心。
そんな方をお迎えしたいです。
足並みをそろえる必要性を感じない
近隣同様施設と揃える、という考え方も一つです。
ただ、わたしはその必要性を感じません。
東アジア圏思考だと、つい右ならえ、をしがちです。
ただ、それだと面白くないじゃないですか。
せっかく民泊で個性があって当たり前なのに
どこに行っても同じ寝具に同じような家具ではつまらない。
いろいろあった方が面白いじゃん!
そう思うタイプなので、そっちに寄せたいのです。
万人受けは狙わない。
それで取りこぼすお客さんも多いはずですが、
覚悟を決めて走り出します。