サイクリストが車と楽しくやっていける道

サイクリング中に、「怖いわー!」
ドライバーに対してそう思ったことがある方は少なくないでしょう。

わたし自身もそうです。
驚いたり、場合によっては不快に思ったり。
状況次第では、怒る方もいるかもしれません。

ですが、冷静に考えてみると、お互い生態がわかっていないだけかも?
とも感じます。

例えば、直進する自転車に対して、右折車が急に曲がってくる。
サイクリストの側から見ればそうですが、
ドライバーが単に自転車のスピードを理解していない可能性もあります。
ママチャリ前提であれば、「急に」ではなかったかもしれません。

とはいえ、同じ走るなら気持ちよく安全に走りたいものです。
サイクリスト側ができる、快適な共存の道を考えてみました。


※車をあまり気にしなくて良い道は気楽@亀岡市

譲り合い精神を発揮する

まずは、なんといっても、譲り合い精神を持ち続けること、です。

・自転車専用マークがあるから幅いっぱい使って当たり前
・わたしが直進なんだから、右折車が待って当たり前

ではなくて、

・今はちょっと車道側が混雑しているから、一旦空いている歩道を使おう
(先を急ぐ原付の方は救えるかも)

・もしかしたら、対向車は自転車の速さを理解していないかもしれないから、そーっと行こう
(もしくは、こちらはまっすぐ行くよ!の合図をしっかりしよう)

と考えてみてはどうでしょうか。

ドライバーや歩行者を別の民族のようにとらえず、
決まりはある程度はあるけれど、お互い協力してフレキシブルに。
みながいちばん快適になる方法を考える。そんなイメージです。

相手が同じ感覚で理解して当たり前、を捨て去ると、
わかってくれて嬉しいな、と感謝の気持ちが生まれて好循環です。

譲ってくれたドライバーに、大きな声で「ありがとう」なり、
身振り手振りで感謝を伝えるのも効果的です。

明るい色のウェアを着用する

ちんどん屋ですか?
と冗談混じりに評されることもあるくらい、
わたしは明るめのウェアを好んで着用しています。

その理由はただ一つ。
周囲からの、特にドライバーからの視認性です。

こんなところに、自転車でくるの?
(四国の深い深い山)

こんな時間に、自転車でひとりで走るの?
(夜中の街灯一つない農免農道)

自転車が標準の移動手段に定着してしまうと、
自転車に乗らない方からすれば驚異的なところに行きがちです。

そうすると何が起こるか。

ドライバーからしたら、こんなところにサイクリストがいるだろう、などと思わないので、
狭いカーブの先で衝突したり、
まっすぐな道でも追突したりするのです。

シックな色のサイクルウェアはおしゃれですが、
山道をひとりで、という時にはちょっと不向きです。

全身派手なのはちょっと、という方は
可動部つまり足元に明るい色を取り入れるのがお勧めです。
靴下や、靴であれば、漕ぐたびに動きがあるので
うっかり見落とされて後ろからはねられる事態は避けられます。

ライト点灯はお早めに

三つ目は、早めのライト点灯です。

自分には道が見えるから、と遅くまでライトをつけない。
街中をママチャリで走るなら、物理的にはあまり問題はないのかもしれませんが
(無灯火はもちろんお咎めの対象ですが)
これがスポーツバイクで山の中だと話は変わってきます。

昼間でさえ、見落とされて背後から追突されがちなサイクリストです。
山道であれば、木がうっそうとしげり、昼間でも薄暗いこともあります。
特に秋から冬、春先にかけては早めのライト点灯がオススメです。

電池の減りが気になる方は、後方灯は点滅にするのも手です。
ソーラーパネル内蔵のものもあります。
ロングライド派の方はぜひ、検討ください。

譲り合い精神と視認性向上で、自転車生活を楽しみましょう!

 

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