しまなみに暮らしています。
IT系の仕事もしています。
そう話すと必ずと言っていいほど尋ねられるのが、
しまなみのネット環境ってどうなん?ということ。
遊びに行きたいと言う方はもちろん、あわよくば移住してみたい気持ちがある方は特に、
通信環境を不安に思うことが少なくないでしょう。
そんな方のためにわたしの経験をお話しします。
今後どんどん状況が変わる可能性はありますが、2024年9月現在の情報です。
※人通りもほぼなく、景色最高、電波よし、最高!@三原市・佐木島
格安SIMのストレスなし
1つ目は格安SIMのストレスが都会と比べて少ないことです。
数日滞在ではなく、1ヵ月単位で暮らしてみて感激したのが、
格安SIMでのデータ通信が都会以上にサクサク動くことです。
朝夕の通勤時間帯やお昼休み時間帯の
人が多く使う時間帯にはほぼ使い物にならない。
都会暮らし中はそんなこともありましたが、こちらではさほどに気になりません。
それだけ利用者の人数が少ないということなのでしょうね。
長い動画のアップロードや重い動画編集ソフトを動かしたい。
そんなハードな要求でなければそこまで困る事はなさそうです。
現にわたしは、格安SIMのデータ通信を利用して海岸の防波堤から
オンライン会議に参加したこともあります。
参加者の人数も多く共有資料も複数と負荷がかかる動作をしましたが、
特に画像が途切れたりといったストレスは全くなかったです。
ちなみに、朝昼晩時間帯も曜日もまちまちで試してみて、
ドコモ系、au系の格安SIMともに同じ結果でしたので
ストレスはない、と言い切るに至りました。
フリーWi-Fiちょこちょこある
2つ目は、フリーWi-Fiがあちこちにあることです。
東京、京都大阪のようにインバウンドで利用者が溢れかえっている、
なんてこともないので、そこそこ使い物になります。
セキュリティーが気になるから、できるだけ使いたくない、
と思ってしまう方もいると思います。
わたしもそちらです。
が、いざと言う時の保険としては悪くないと考えます。
個人のお店でもお客に開放しているところがあります。
沖に出るといまいち
3つ目は負の側面です。
やはり海上では通信環境が良いとは言えません。
これは特にしまなみだからと言うわけではありません。
が、内海なのに?と疑問に感じる方もおられると思っています。
何を隠そう、わたし自身もそうでした。
大阪から門司や愛媛に向かうフェリーの中では、インターネットが全くつながらず、でした。
瀬戸内海は丸ごとカバーするには広すぎるのでしょう。
デジタルデトックスには最高の環境ですが。
通信環境は海岸沿いなら大丈夫、むしろ都会よりつながりが良い位ですが、
沖に出る方は要注意です。
海釣りやカヤック、サップなどのアクティビティーを楽しむ方はご用心あれ。
まとめますと、人口密度が低いと言う利点がネット環境にも生きています。
都会で使えないものが意外にもこちらでは大丈夫なことがあります。
ただし、たとえ同じ島であっても光対応できる地域とそうでないところがあったりします。
通信環境だけでなく人口密度が低いゆえの負の側面として、
都会の当たり前が当たり前でない事は多々あります。
特に移住する方が物件を探すときには前もっての調査は必須です。
それでもなお、決して都会に引けを取らない環境とも言える、
と感じていただけたら幸いです。