瀬戸内しまなみもサイクリングに気持ちが良い季節になりました。
朝晩など、人によっては場所によっては寒く感じることすらあるかもしれません。
そんな秋のサイクリングをより楽しむためにはどうするか。
わたし自身の失敗談を交えて対策をお話しします。
※日暮の尾道水道@尾道市
気温差は重ね着でカバー
1つ目は、気温差が予測しづらいことです。
暑い夏はとにかく薄手のものを、そして汗の乾きやすいものを着るだけ。
逆に冬場はとにかく込めば何とかなります。
過酷な季節ではあるものの、その準備は至ってシンプルに終わります。
一方で、心地が良いはずの今の時期は案外
服装の最適値を考えにくいかもしれません。
天気予報を見ているだけでは慣れてないと、思ったより暑かった。
もしくは日陰だと思ったより寒くて観光を思う存分楽しめなかった。
そんなことが起こりえます。
サイクリングではとにかく荷物を少なくしたい。
そう考える方も多くわたし自身も旅ミニマリストです。
が、この時期は1枚で良いので、羽織物を荷物にぜひ追加してください。
なお、ベストタイプが最もオススメです。
持ち運びもコンパクトですし、何より袖がないことで
腕の可動域が広がり動きやすいためです。
胸や背中お腹といった体幹をカバーすることで
多少風が出ても気温が下がってきてもへっちゃらです。
この時期ではあまりありえないと思いますが余談ながら。
寒くて寒くて仕方ない場合にはコンビニで新聞を買ってきて、
ベストタイプのウェアの下に仕込むなんてこともできます。
実は新聞腹巻、侮れないんです。
わたしは3年前、雪が残る四月の岐阜山中で新聞に救われました。
長い長い下り坂でマイナス2度でしたが、レインウェアと新聞だけでなんとかなりました!
寄り道はほどほどに
2つ目は、食欲の秋に負けすぎないことです。
自分自身への自戒を込めて書きます。
この時期は、極早生の柑橘類は出てくるわ、スイーツも美味しく感じる時期だわ、
ととかく誘惑が多くなります。
しまなみ海道のブルーライン沿いには、
ただでさえサイクリストホイホイの店が軒を連ねていますからね。
ここも良さそう、あっちも良さそう!と寄り道をしていたら、
尋ねたかったところに行けなくなった。
帰りの船の時間がとっくに過ぎていた。
宿の到着時間から大幅に遅れてしまった。
いろいろありますのでご注意ください。
あまり計画をしすぎるのも、ゆとりがなさすぎるのも楽しくないです。
とはいえ、ざっくりとこのくらいにこの辺を、と想定しておかないとえらいことになります(私だけ?)
なお、看板や幟で誘ってくるお店以外にも誘惑はあります。
ブルーライン沿いには結構な頻度で、つやつやとした見事な栗が落ちているのです。
栗のイガに乗り上げてパンク、道端で栗拾いしていてサイクリストとあわや衝突、
当たりはあるあるです。
寄り道は、ほどほどに、が鉄則です。
はやく日が暮れるのを忘れない
3つ目はとにかく走りやすくて、気持ちいいために
ついつい時間を忘れて動いてしまいがちなことです。
快調に走りすぎて、思ったよりも、予定よりもずいぶん遠くに来てしまった!
なんてことが起こりえます。夏ならなんの問題もありません。
秋だと泣きっ面に蜂なのが、日が暮れるのが早いことです。
秋の日はつるべ落とし、なんて言われますが、
暗くなり始めてから真っ暗になるまでの時間がとても短いです。
お宿が少しわかりにくい路地の先にあって、
しかも電灯がなく、道に迷う。そんな事例も聞きます。
気持ちの良い時期にたくさん走りたい。
そんな気持ちも尊重しつつ、安全確保のため時間管理はしっかりとお願いします。
夜になるとブルーライン沿いも真っ暗になる箇所がたくさんあります。
橋の高さまで上り下りする場所は特に見通しも含め注意です。