しまなみの、とタイトルをつけていますが
しまなみ以外でも幹線道路ではなく、脇道・横道を走るのが好きです。
意識して予定してここに行こう、というわけではなく
(そういうこともありますが)
ん?あの道は?と直前で決めて「突っ込む」ことも多々あります。
この先曲がったら何があるのかな?
あそこに見えているガードレールに繋がる道はどこだろう?
そんなちょっとした「探検」がやめられないわけをお話しします。
※国道沿いを走ればオーシャンビュー、山際を走れば街の風景もまとめて楽しめます@三原市
数十メートルの違いで別の風景を楽しめる
なんといっても、一本道が違うだけで雰囲気のガラリと異なる眺めを楽しめます。
その場ですぐ得られる効用としては、ぶっちぎりです。
写真は、尾道と三原の間を繋ぐ国道2号線と並行して走る、細い細い道です。
みかん畑を縫って、片側には瀬戸内海を、もう片方は山裾の緑を楽しみながら走れます。
ただし場所によっては、大きめの車同士の離合はちょっと技術が必要。
そのくらいひっそりしたマイナーロードです。
主要幹線道路である国道2号線からわずか数十メートルそれただけで
目の前にいつもと違う新鮮な景色が広がるのがオススメです。
大通りからさほど離れずとも、ちょっと違った景色が楽しめる。
そんな場所をぜひ訪ねてみてください。
三原市木原町・山陽本線と街とオーシャンビューを楽しめる場所(写真の場所)
竹原市高崎町・国道のすぐ上を走る雰囲気ある林道
除虫菊の向こうにちいさな港町を眺められる丘
幹線道路に比べてゆったり走れる
二つ目は、マイナーな道ゆえ、混雑から縁遠いことです。
特に、自転車やバイクなど二輪車での移動が多い方には
ここはポイント高めなところではないでしょうか。
国道や剣道だと大型トラックが多い。
混雑していてスイスイ走れないことが多い。
そんな悩みとおさらばできます。
とはいえ、もちろん、交通量が少ない故のデメリットはあります。
例えば、落ち葉や枝、小石が道路上に大量にあって滑りやすいとか。
また、そもそも道路の陥没などのメンテが行き届いていないとか。
さらにいうと、地元民が「対向がいないだろう」と踏んで、
まあまあアグレッシブな運転をしているとか。
そのあたりは十分ご注意ください。
新しいことに挑戦するハードルが下がる
三つ目は、長期的な効用です。
いつもと同じことって、心理的にとても楽です。
考えなくていいですから。
それをあえてくつがえして、別のことをする。
これが知らず知らずのうちにチャレンジ精神を育てる栄養になると感じます。
いつもと違うところで曲がったら行き止まりかも知れない。
間違って他人の敷地に入り込んでしまうかも知れない。
もしくは、危ない道かも知れない。
実際にそうなるかも知れません。
ですが、日常的にこんな「冒険」を積み重ねていたら、
失敗というより経験として認識するようになります。
「いけなくなったら、引き返せばいいか」
間違っても戻ればいい。
大袈裟かも知れませんが、そんな寛容な心を育てられ
結果として新しいことにどんどん挑戦しやすくなります。
わたし自身はそうでした。
日頃の散歩コースから、はみ出し、やってみませんか?
何か楽しいことが待っているかも知れません。