わたしのサイクリスト人生は、大阪時代が長いです。
いちどしまなみ界隈へ戻ったあとに大阪で過ごしてみて
ああ、しまなみって自転車天国だなあ、と感じています。
地元の贔屓目もありますが、世界に誇る、とつけても良いくらいです。
大阪にももちろん良いところはたくさんあります。
意外と、すぐ山に行けますし。
スタート地点にももちろんよりますが
だいたい20キロほど走れば、麓に到着、といったところです。
(東京だとこれが倍くらいになるイメージです)
しまなみ地域の誇るべき魅力をご紹介します
※のどかですが、広島市内です
海も山も街も詰まっている
まずは、海と山、そして街がお互いに近いことです。
写真は広島市内ですが、100万人都市の一部とは思えないのどかさです。
市街地からはそこそこ離れてはいますが。
坂の街で有名な尾道、かつての軍港、呉がそうですが
海のそばにすぐ街があり、その後ろに山が迫っている。
そんな場所がしまなみ地域には多くあります。
ですので、サイクリングするのに最適なだけでなく、観光も楽しめます。
そしてそもそも、都会からのアクセスも悪くないのが魅力です。
もしサイクリングできなかったら、街巡りで。
そんなふうに切り替えもできるので、お天気の急変にも融通が効きます。
どこにいっても割と空いている
二つ目は、どこにいっても比較的空いていることです。
しまなみ海道がこの頃は少々オーバーツーリズムになっている。
そんな意見もありますが、大都市部に比べればまだかわいいものです。
しまなみでゆったりと過ごしたい方は、タイミングさえ工夫すれば大丈夫です。
気候のいい時期の土日祝のように、観光客の増えやすい時期を避けるのみです。
また、可能であれば、ご飯の時間帯を少し前後にずらすのも効果的です。
そうすれば、サイクリングロードも空いていて快適です。
お目当ての店があるなら、そこの定休日だけは気にして
ぜひ平日を狙って尋ねてみてください。
サイクリストに優しいドライバーが多い
三つ目は、しまなみが快適である最大の理由かもしれません。
それは、ドライバーが全般的にサイクリストに優しいことです。
追い越しが出来ないからといって、クラクションを鳴らされる。
幅寄せをされて怖い思いをする。
そんなことが滅多にないのです。
(残念ながらゼロではありませんが)
そして、信号のない場所でも、サイクリストが渡ろうとしていたら
ほとんどの場合、車を止めて待ってもらえます。
しまなみ海道ブルーラインの道は交通量の多いところもありますし
そして決してゆったり広々としている場所ばかりではありません。
サイクリストが道路の左端を走ることで、追い越しがしにくくなる箇所もあります。
それでも不快な思いをすることが少ない環境というのは、
ハードの不足を補う、ソフト(利用する人間)の心があるからこそ。
ありがたいことです。
この環境に長くいると
横断させてくれたっていいじゃない
もっと空間あけて追い越してもいいのに
などと、感謝の気持ちを忘れがちになるので要注意ですね。
我が身を振り返って反省です。