どこでも居場所がある(Belong Anywhere)
民泊、体験サービスプラットフォーム、Airbnbのミッションステートメントに含まれるこの言葉が、わたしはとても好きです。
ちなみに、元々の文章は以下の通り。
Creating a world where anyone can belonging, anywhere.
(誰もが、どこでも『居場所』がある世界をつくる)
自宅が好きで好きでたまらない。
一歩も外に出なくても幸せ。
おうち時間が大好き。
そんな人がいるかと思えば、わたしのように時間を作っては、あちこち出かける人間がいます。
いや、時間がなくても、とりあえず足が動いて外に出ていることも多々あります。
動かずにはいられない。
落ち着きがない。
行動は早いけど、飽きてすぐ次に行く。
時にはマイナスイメージで受け取られかねない多動性の人間です。
そんな自分を否定せず、性格を殺すことなく、心穏やかに暮らしたい。
今の性格を変えるのではなく、受け入れる。
そしてそれによってもたらされる良い面に着目してみようと思いはじめました。
※今日は夕暮れの岸壁がオフィス、なんてのはどうでしょう@三原市
ひとつに絞らない利点
暮らす場所、取り組む仕事をひとつに絞り打ち込む。
それはそれでとても素晴らしいことだと思いますが、
実際に15年近くやってみて、自分にはどうにもこうにも合わない。
そう感じて2020年にエイヤと飛び出しました。
今思えば、命綱もなしに何がいるかわからない海に飛び込んだ感ではありました。
が、得たものは思った以上に大きかったです。
それはリスクを物理的にも気持ち的にも分散できたことです。
何かがダメだったら、他をすればいいや。
それもダメなら、その次で。
黙っていても、アイディアが次から次へと浮かびやすい。
しかもそもそも飽き性。
そんな私には1つに絞らない暮らしがぴったりでした。
いわゆる長子思考で、こうしなければならぬ、とくそ真面目に考えがち。
失敗したらどうしようと行動を起こせなかったわたしです。
でもそれがこの4年間で物事を以前よりずっと柔軟に考えられるようになり、
失敗しないと前に進めないと思えるまでになりました。
反面、突拍子がないとも時折評されますが。
涼しい関係を構築できる
今は、会社に属さず、人も雇っていません。
とはいえ、何もかもわたし1人でできるわけではありませんので、付き合いはゼロではありません。
が、変に上下関係があったり、お互いに依存していたり。
そんな粘着質な付き合いなしに過ごしています。
気が乗らないけど行かないといけない。
そんな飲み会も食事会も一切ありません。
頼り頼られる関係はあるけど、温かくねとっとした感じではく、さらりと涼やかに。
そして何より自分が一緒に仕事をしたい人とだけ仕事をできているのが嬉しいです。
ここにいないといけない、周りの方と気が合わなくてもそういうものと、
会社員であることに執着していた時代。
あれは今思えば何だったのかな?と感じます。
自分の好きな居場所は、作る方が早いです。
仕事そのものも、それに取り組む場所も自分の好き、を軸にして決めてみるのも悪くないです。
会社員だとハードルが高そうですが、浜辺でオンラインミーティングなんていうのも楽しいですよ。
刺激が多い
何よりも刺激が多いのが嬉しいポイントです。
いつも同じ仕事をルーチンでこなしていたら楽ではありますが、わたしは時々虚しくなっていました。
今は虚しくなる暇がありません。
税金のこと、不動産のこと、意外すぎるAirbnbの人気体験。
毎日新しいことを見聞きできるのが刺激になって楽しく感じます。
そして会社員時代に淡々と仕事をこなしながら、
わたしは何でもわかっていると傲慢になっていた自分を反省です。
よく考えたら当たり前ですし、全く恥じることでは無いのですが、
不惑をすぎても知らないことだらけ。
人生、息が止まるその最後の瞬間まで、気持ちさえあればずっと勉強していられる、と実感しています。
Webの仕事、自転車界隈、書の世界、そして写真。
興味のままにやっていますが、出会う人の母数も多く、層もバラエティ豊かで面白いです。
飽き性な自分をまるごと受け入れて、どこでも居場所がある。
そんな自分なりの世界を作ってみませんか?