しまなみは漁船から客船、島と島をつなぐ
日常の足としてのフェリーからクルーズ船に至るまで。
いろいろな船を眺めることができます。
さらにいち早く出来立てホヤホヤ新造船の姿を
はやばやと目にすることができるおいしい場所でもあります。
おがさわら丸
新日本海フェリー
ジャンボフェリー
名門太平洋フェリー
さんふらわあ
阪九フェリー
青函フェリー
その船知ってる
見たことあるよ
旅行で乗ったよ
そう思われた方も多いことでしょう。
この船たちはみな、しまなみ地域出身です。
日本の造船会社の大多数が瀬戸内と長崎に集中しています。
そして日本最大手、世界でもシェア6位の企業はなんとしまなみにあります。
造船業は外での作業が多いため、晴れの日が多く、穏やかな瀬戸内の気候がぴったりなのです。
そんなしまなみでできたてのピカピカのお船を楽しんでみませんか?
※ブルーが清々しい、さんふらわあかむい
迫力ある進水式を見てみよう
なんといっても1番の目玉は進水式でしょう。
船が生まれて初めて海に浮かぶ瞬間を見ることができます。
進水式のやり方には2種類あります。
そのうち船台式と呼ばれる、船が海に滑り降りる大迫力の進水式を見られるのがポイントです。
因島と瀬戸田に工場のある内海造船のサイトをご覧ください。
今後の進水式の情報がアップされますので、気になる方はぜひ確認してみてください。
大勢で押し掛けない限り、特に予約は不要で料金などもかかりません。
スケジュールに都合がつくなら、ぜひいちど華々しい瞬間を目にしてみてはいかがでしょうか?
延々としたセレモニーではなく、15分程度で終わるさっぱりしたものですので、
駄々をこねるのが心配な、ちいさなお子さん連れの方でも参加のハードルは低いですよ。
試験運転中は見物し放題
意外とさくっとあっけなく終わってしまう進水式ですが、
当然ながら海に浮かべてはい終わりではありません。
その後に内装を整えること、(艤装工事といいます)
さらには試運転とやることが続きます。
設計通りに速さが出るか、操縦性に問題がないか、
錨の上げ下ろしができるか、また搭載した計測機器類の動きは問題ないかなどなど。
外からは分かりませんが、中では慌ただしくいろいろな作業が行われています。
なので眺めて楽しむなら進水式の後でも十分に間に合います。
先日、わたしがたまたま自転車で通り掛かったところ、
商船三井のさんふらわあかむいが堂々たる姿を浮かべていました。
運良く煙突から煙が出てお船らしい姿を目撃できラッキーでした。
特に目がけて行ったわけではないですが、こういった思わぬ出会いが嬉しいです。
里帰りドック入りも狙おう
ピカピカのお船が出来上がって船主に引き渡しが終了。
でももう二度と会えないわけではありません。
車検と同じように船も定期的に検査をする必要があります。
その時には遠くの路線で活躍しているお船もしまなみに里帰りしてきます。
ドック入りの予定表は公開されています。
ので見たい船があればこちらのスケジュール表を確認して出かけてみるのも良さそうです。