しまなみで月見を楽しむ

むしむしとした暑い日々が続いていて、
とてもじゃないけれど、秋らしい、だなんて言えない。
そんな今日この頃です。

とは言え、中秋の名月も近いし、虫の声は日に日に大きくなっています。
秋は確実に近づいています。

さて、しまなみといえば海。
ぜいたくに海と月を同時に眺める。
そんなしまなみらしいお月見ができる場所を考えてみました。

帰りが遅くなりすぎずに楽しめる
景色も欲しいけど、街からのアクセスも欲しい
暗い時間帯に移動するので安全確保したい
帰り道に立ち寄れるお店があると尚良し

と我ながら欲張りにハードルを上げてみました。


※吉和漁港からの夕暮れ@尾道市

吉和漁港

ひとつめは、尾道吉和の漁港です。
漁船が所狭しと並び、それだけでも味わいがあります。

さらに尾道水道を挟んで向こうに見える造船所と
島の生活の明かりとが情緒溢れる風景を作っています。
東側から西側まで広く開けているので、マジックアワーの空の移り変わりも楽しむことができます。

アクセスが容易なのもポイントです。
尾道市の中心部から2キロほど西に進んだ先で道もわかりやすいです。

歩くとなるとちょっと遠いと感じる方は、レンタサイクル1択でお願いします。
商店街や尾道駅周辺で借りて移動すれば楽々です。
目的地まではほとんど平坦なので電動でなくても問題ないでしょう。
車の方なら近くのショッピングセンターに置いて、残りを歩いていくと言うのもありです。

あまり遅くなると尾道の街は閑散としてしまいますが、
19時、20時位までだったら選択肢もまだまだ多いです。

それを超えてさらに雑談を楽しみたい。
そんな方は東部の新開地域をお勧めします。
いわゆる飲み屋街なので、夜が遅めです。

妙正寺

二つめは三原市の本町にある妙正寺です。
三原駅から500メートル圏内、三原港から1キロ以内で辿り着ける眺めの良い場所です。
急坂の妙正寺坂を登り切って振り返ると、三原の街とその向こうにはしまなみ。
佐木島、因島あたりの島影が望めます。

来た道を元に戻ればすぐに三原の繁華街に戻れます。
カフェも居酒屋もレストランも何でも揃うのが魅力です。
自然を楽しんだ後は友人との雑談を楽しむ。
そんな過ごし方ができます。

まだ明るい時間帯にゆとりがあるなら、すぐ近くの大島神社にも足を伸ばしてみてください。
立ち並ぶ鳥居が異世界に迷い込んだような雰囲気を醸し出します。
鳥居の間からしまなみの風景が覗くのもなかなか珍しい光景ではないでしょうか。

すなみ海浜公園

3つ目は、すなみ海浜公園です。
こちらのチャームポイントはとにかく眺めが抜群なことです。
佐木島、高根島さらに西には大三島に大久野島。
これぞしまなみ、といえる教科書的な眺めが広がります。

街からのアクセスもとてもシンプルでわかりやすいです。
単純に185号線、さざなみ海道を呉方向に移動するのみです。

街から少し離れてはいますが、絶景を売りにしたレストランやカフェがいくつかあり
雑談タイムには困らなさそうです。
もちろん自分で作ったお弁当を持って、岸壁に座って月を見ながらご飯を食べる。
そんなやり方もいいですね。

公共交通機関だけで行こうとすると、時間によっては移動が少し難しくなるかもしれません。
が、バス電車ともに利用可能です。
海風が心地よく何よりほとんど平坦ですので、自転車での移動がお勧めです。

いよいよ明日が中秋の名月。
わたしは尾道で月の見所を探してきます。

 

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