サイクリングの楽しみは舗装路だけではありません。
野山を駆け回るオフロードの楽しみもあります。
立派な舗装路であるブルーラインを誇るしまなみも、
山の手に分け入れば冒険感たっぷりのオフロードが待っています。
そんなオフロードの魅力をお話しします。
自転車だけでなくトレイルランニングにも使えるルートもあります。
ランニング趣味の方もぜひ参考になさってください。
写真はしまなみ海道の大島にあるオフロードです。
とても表情が豊かで、いろいろな種類のオフロードを楽しみたい方にぴったりです。
ロードバイクでもギリギリ入っていくことのできるラフな竹林沿いの林道。
山の稜線をいくやぶ道。
そして足がすくむほどの急斜面のコンクリート道が揃っています。
※これ、下るんですか?激坂&でこぼこ道@大島
子どもに戻った気持ちで楽しめる
オフロードの1番の魅力は、まるで子供に戻ったかのような気持ちで楽しめることです。
ときには藪漕ぎをし、大地の凹凸をしっかりと感じながら進めるオフロード。
うかうかしていたらバランスを崩してひっくり返るかも?一歩間違えたら谷に落ちるかも?
そんなスリリングももれなくついてきます。
もはや童心を通り越して、遺伝子に組み込まれた原始人の心もちにすらなるかもしれません。
かつて野山を1日中かけ回って借りをしていたであろう、
ご先祖様の血が現代人の我々にも流れているわけですから。
短い距離で満足感高め
2つ目の魅力は、ランニングにしろ、サイクリングにしろ、
舗装路走行よりずっと短い距離で高い満足感を得られやすいことです。
ぼーっとしていても無難に進んでいける舗装路とは大きく異なるのがオフロード走行です。
一歩間違えたら石や木の枝に乗り上げて大怪我!
なんて可能性もあるので、ラインを間違えないように目も頭も体もフルスロットル。
なのでその分体力を使います。
もちろんオフロードの難易度にもよりますが、大体舗装路の3倍はくたくたになるように感じます。
舗装路と比べて3分の1の距離で満足ができるともいえます。
そう考えるとお得ですね。
ライディングテクニックを鍛えられる
3つ目の魅力はライディング、あるいはランニングのテクニックを鍛えられることです。
ぼーっとしていても許される舗装路と異なり、取れるラインが限られているオフロード走行。
サイクリングであれば、車体の取り回し、
ランニングであれば体の使い方が自然と上達します。
舗装路走行でより安定した、疲れにくい走りができるようになるメリットがあります。
ランナーや自転車選手がオフシーズンにトレイルやオフロードで練習するのはまさにこれが目的です。
コンマ1秒を争うプロでなくとも、より安全に、より疲れずに走れたら最高ですよね。
しかも、楽しみながら習得できるなんて一石二鳥以上です。
大島だけでなく、大三島にも因島にも向島にも魅力的なオフロードがあります。
ご自身の体力やスケジュールに合わせてぴったりの道を探検してみてください。
Google Mapsでも探せなくは無いですが、お勧めは国土地理院の地図で当たりをつけることです。
また、オフロードバイク界隈のブログ記事を読み漁ってみるのもオススメです。
なお、オフロード走行は舗装路で走るよりもずっと高強度になりがちです。
よって冬場前後に楽しむのがいちばんオススメです。
冬場の舗装路サイクリングの前に、アップとして楽しむのも大いにありです。