うまく使うと最強!なマルト汽船

佐木島へは、あちこちから渡ることができます。
本土だと三原(須波と駅前)と尾道。
しまなみ海道だったら、因島2箇所から、そして瀬戸田から。

そんな航路の中でメジャーでこそないものの、とても便利なマルト汽船運航便についてお話しします。
三原から(場合により小佐木)、佐木島を経由して瀬戸田に至る航路で、使い方によってはとても便利です。

便数も少ないですし、何より存在感が失礼ながらとても薄いので、
わたし自身、島に暮らし始めてからかなり経ってから使うようになりました。
フェリーの時間を勘違いして見送ってしまったときに、切符売り場のお姉さんに
じゃあこれに乗ればいいじゃないと勧められたのがきっかけでした。

サイクルーズパスは適用外、自転車は折りたたんでも運賃が必要。
行きは良くても、往路で島に立ち寄る便がない、など、そこだけ見るとメリットがないと感じるかもしれません。
ですが、例えば、こんなときには、とても強力な助っ人になります。

※マルト汽船からみた佐木島@三原市

片道だけ使う

行きだけもしくは帰りだけ使えればいいや。
この前提で考えると少ない便数も全く苦になりません。

島の南部に住む方が朝に瀬戸田に行きたい、もしくは三原に行きたい。
ピンポイントですが、そんな時に有効です。
また住んでいる場所にかかわらず、ちょうどお昼の時間帯に瀬戸田に渡りたい時にも最高です。

なぜなら須波から瀬戸田に向かうフェリーがちょうど中抜けするお昼の時間帯に運行するからです。
11時から13時の間フェリー便がない間のの移動が叶います。
この時間を目掛けて瀬戸田に行きたいときにはぜひ利用ください。

そして何より凄いのは旅客運賃が安いこと。
佐木島から割引等なしで外に出るには、実は最安値なのです。
ちなみに金額は向田から瀬戸田で大人が350円。
佐木から重井西(目の前!)が360円であることを思うとお手頃ですね。

サイクルーズパスがない時の救世主

サイクルーズパスがあれば、当然フェリーを使えば良いのですが、
それがない時(佐木島内では発行できません)、
また自転車が折りたためないときには(須波〜沢フェリーだと自転車を降りたためば運賃なし)自転車運賃が安い船って助かります。
それがまさにまると汽船です。
畳んでも畳まなくても料金はかかってしまうのですが、
それが120円となればまぁいいかなと言う気持ちにもなれるでしょう。

ちなみに、他路線はというと、尾道〜瀬戸田の路線では500円。
三原〜土生の路線では300円、須波〜瀬戸田沢の路線では250円となっている中、こちらは破格なのです。
残念ながら大勢のグループライドで乗れるほど船が大きくないのですが、数名程度だったら大丈夫です!

徒歩で瀬戸田に行くとき

またピンポイントの話ですが、徒歩で瀬戸田へ渡りたい場合にはとても便利です。
なぜならば、商店街の目の前まで連れていってくれるからです。

須波〜瀬戸田沢のフェリーは商店街から1キロほど離れた沢についてしまうので、
暑い時期や天候が悪い時など徒歩だとちょっとしんどいかもしれません。
瀬戸田に着けば、雨に濡れずに行けるとまでは言いませんが、
商店街の入り口まで数十メートルのところまでアクセスできるのは間違いなくメリットです。

ぜひ、活用してみてください。

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