島あるあるを楽しむ

ふるさと瀬戸内しまなみ海道のほとりにある、佐木島暮らしが始まり今日で10日目になりました。

農作業中でも私が散歩や自転車で脇を通ろうものなら、
明るく声をかけてくださる純朴な島の人々にいちいち感激しています。
すれ違う人と会釈する事はあっても声を出して挨拶するとか、
ましてや一言二言言葉を交わすなんてほぼなかった都会暮らしが長くて、それが当たり前になっていました。

とは言え、これはびっくりと思ったことがないわけではありません。
島では割とあるあるだけど、都会に暮らしていたら度肝を抜かれてしまうであろうことをお話します。

 

※まだまだどうぶつ達の時間帯@三原市・佐木島

直接本人と話をせよ

まず1つは、情報収集は必ず当事者から一次情報を取る必要があること。
都会と比べて情報がよくも悪くもめちゃくちゃ増幅されがちな傾向があります。

例えば、先日ひとつ焦ったことがありました。
わたしの旅行中に愛猫のお世話をしてくれるかたがいるとお伺いしていて、
しかも複数人からそのように聞いていたのですが、本人に聞いたらそんな事実は無いとの事。

お値段やタイミングが見合わない事はあったとしても、
そもそもその事実が全くないなんてまさかの事態でした。
もちろん本人に確認しなかったわたしに100%非があるのですが。

ただ、島っていいなとしみじみ思ったのは、じゃぁ私が対応してあげるよと言ってくださる方が続々と出てきたことです。
しかも、これまでほとんど猫のお世話をしたことがない方まで!

なんともありがたい話です。

イノシシのサイズは軽トラの頭に匹敵する

2つ目は特に日が暮れてから以降の島全体がサファリパーク状態になることです。
イノシシにタヌキ、そして野生のネコ。
それもうじゃうじゃいていて、こちらの存在に気づいても平然として逃げないことすらあるので
まるで我々人間が彼らの王国に入り込んでしまったかのような気分になります。

ちなみにわたしは島にやってきて以降の10日間、イノシシと遭遇しなかった日がたったの1日もありません。
多いときには大小含め、1日4頭も目にしています。

イノシシに至ってはとにかくサイズが巨大で、大きい個体だと体重150キロ軽トラの頭部分の半分程度はあります。
ですので初めて見た方であれば卒倒してしまうかもなレベルです。
もちろんかわいいうりぼうもちょろちょろしてはいるのですが。

しまなみ地域でも野生動物が多い所とそうでないところがありますが、
交通量の比較的少ない場所ではまあまあな確率で遭遇しがちです。
特に車や自転車の方はお気をつけください。

徒歩で移動している時よりもスピードが早いので、
動物たちがギリギリまで気づかず、慌てて飛び出してしまうことが多いためです。
下手をすると車が廃車になったり、自転車で大怪我をする可能性もあるので、ご用心あれ。

夜はマジで真っ暗

3つ目は、真の闇が発生し得ることです。
都市部では24時間どこでも大体明るくて、懐中電灯を持って歩くなんてまず考えられないですが、
こちらではあかりがないと自分の手の先すら見えないこともあります。

もちろんこれも場所に寄るのですが、街灯の少ない島だと数キロ走ってもずっと真っ暗なんてこともざらです。
夏のうちは良いですが、秋から冬にかけて、日が暮れるのが早くなる時は、特に注意する必要があります。
本当にお家やお宿に帰れなくなっちゃいます。

車や自転車であれば良いのですが、特に徒歩での移動ではあかり、必須ですよ!

 

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