7月25日、実に24年ぶりにふるさと瀬戸内しまなみにUターンして1週間が過ぎました。
24年前、高校3年生のわたしには、全く魅力がなく欲しいものが何もない
いけてないところだった故郷に、帰ってきて良かったことをお話ししてみます。
誰しもに移住を進めるつもりは全くないですが、
たとえ日帰り旅であっても、その一端を感じてもらうことができると信じています。
※夕暮れ時の海水浴@大野浦海水浴場・三原市佐木島
絶景たくさんなので、散歩がはかどる
1つ目はどこを切り取っても、どんな時間に切り取っても絶景が広がっていることです。
あの先の風景は?と思うだけで散歩がはかどり無理なく体を動かせます。
わたしはみんチャレで歩くイベントなるものに参加しているのですが、
なんと、この1週間全く苦労なく、1日10,000歩以上が達成できています。
以前大阪で暮らしていたときには暑い時期は相当に気合を入れないと8000歩すらままならないこともありました。
今暮らしている佐木島が県道をぐるりと走るとちょうど1周10キロなので、
何だったら夕方にゆっくりと1周走ってもいいかなと思っています。
が、朝の散歩で既に9000歩近く行くこともあり、暑い時期にあまり頑張りすぎることもないかと
今のところ夕方のランニングは控えて、夕暮れ前はひたすら海で水浴びに勤しむ時間帯としています。
時間帯によっては島を1周したとしても、誰に会わないないなんてこともあるのですが、
出くわしたときには明るく挨拶を交わすあたたかな雰囲気もお気に入りです。
とても静かで仕事に集中しやすい
2つ目はとにかく静かなことです。
車通りはほとんどなく、農作業用の軽トラや郵便局のバイクが時折通るくらい。
後は、蝉の大合唱と、耳をすませば遠くに造船所のカーンカーンという音が響く程度。
心静かに落ち着いて仕事ができる環境です。
むしろ自分のパソコンの音がうるさく感じてしまうほど周りが静かです。
夜は、なおさらで、まるで音が周りの空間に吸い込まれてしまうような気持ちにすらなってしまいます。
本州側までだいたい直線距離では3キロ程度なのですが、そちらの喧騒が響いてくる事はほぼありません。
本当に平和です。
生活が自然と規則正しくなる
3つ目は生活が自然と規則正しくなることです。
離島でありながら漁業ではなく農業がメインの佐木島ですので、
暮らしは基本的にお日様とともにある感じです。
(漁業が盛んだと早朝だったり、夜だったりにわりと賑やかに仕事をすることが多いです)
日暮れになったら皆さん農作業はやめて、それぞれおうちに帰ってきますのであたりはしんと静まりかえります。
そんな中で自分1人だけ仕事をする気にはなれないもので、
夕暮れが近づいてきたら、そろそろ寝ようかななんて言う気分になれるのがありがたいです。
不夜城の都会では、まず考えられない感覚ですね。
また、島の中にコンビニは一切ありません。
唯一固定店舗で営業している営農センターは夕方17時までと早々と終了するので、
帰りについでにコンビニスイーツなんて悪しき習慣も強制的にシャットアウトです。
ご近所の方からいただくお野菜や果物でお腹を満たせるので、
余計なジャンキーなものが入る余地がなくて本当に助かっています。