楽しみながら成長したいなら異文化交流に限る

おおらかそうに見えるようですが、
実際のわたしは割と細かい人間です。

嫌いな人というか、この行動が嫌い!は数え切れず、
心が狭いと自分でも思うことが多いですが、最近は荒療治で多少改善されています。

その促進剤とも言えるのがお宿の運営です。
3泊以上を必須としているために、お客さんは100%海外の方です。
そんな中で、日本人とだけ付き合っていたら、まず経験しなかっただろうことが
この半年間で積み上がっていっています。

笑える話をご紹介しましょう。


※毎日眺めている空が広いと心も広くなるのか@佐木島・三原市

アイスクリーム紛失事件

1つ目は冷凍庫に入れていたアイスクリームがなくなっていたことです。

しかも途中まで食べられた状態でそのまま戻されており、
しかも第一発見者がわたしではなく友人というおまけ付きでした。

まさか食べかけとは思わず、庭木を剪定しに来てくれたその方(移住者の先輩)に
暑い中での作業を労うつもりでお出しして発覚しました。

確かにゲスト親子に台所のものは全て使っていいと伝えました。
調味料はもしなくなったら補充してほしいとは言ったけどまさかです。
しかも途中まで食べて蓋をしてまた置いておくなんて
食いしん坊の私にはまずしない行動だったのでびっくりです。

アイスクリームを食べるなと言わなかったからいいと思ったのかもしれませんし
何も考えずに食べているのかもしれません。
まさか!はいつも隣り合わせです。

16時までと言ったのに?

また、別のときには昼間の船便で来て欲しい旨を伝えるべく
遅くとも我が家に16時までに着いて欲しいと言ったところ、
やり取り直後だったにもかかわらず、
では16時半のこの船で行きますと、返ってきたこともありました。

16時台だったらええやろ、いうことなんでしょうね。
結局彼らは新幹線の乗り換えでてこずったために
最終便を逃してしまい、他の港経由で来てもらうと言う状況が発生しました。

日本人なら、恐縮しまくるであろうところ、
あまりそのこと自体を悔やむ様子はありませんでした。
約束を守らないなんて!と怒るなかれ。
その日のうちに着いたんだからいいか、と思えるようになってきたので平気です。

余談ながらJRのトリッキーさには
日本人であっても閉口するものがありますから仕方ない。
なんであんなに縦割りなんでしょう・・・

クーラーイコール扇風機

また驚いたのがクーラーの使い方です。

海外の方はとにかく日本の湿気が苦手です。
そして空気を乾燥させてくれる器具としてクーラーを考えている節があります。
4月に滞在したお客さんで、昼間はクーラー夜は暖房なんて方もいたくらいです。

それはさておき、クーラーをつけているときには
部屋を締め切るのが日本では比較的当たり前だと思うのですが、
必ずしもそうではないのだということがわかりました。

先日滞在した方が、窓を全面開放してかつクーラーをつけている時があったのです。
風の比較的強い夕方以降でした。

なんて、もったいない!と思ってしまいましたが、
いきなり責める前に文化的な背景を確認してみたところ、
どうやら送風機能のように使っていることがわかりました。

なるほどなです。
窓を閉めた方が我が家の作りとしては効率が良いのでそうしてください、
扇風機も併用してくださいねと伝えることにしました。

ところかわれば常識変わる、を日々実感しています。
お宿で稼ぎながら、自分の凝り固まった頭をほぐす鍛錬ができるとはありがたいです。

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