しまなみ海道ブルーラインを走っていると、
しんどそうに自転車を押して歩いている方を見かけることがあります。
たいていの場合はたしかにブルーラインを辿ったものの、きついほうに案内されてしまって
疑うことなく走ってみたはいいが、最終的に耐えられなくなったパターンです。
レンタサイクルショップではここに行ってはいけないと
案内をわざわざしているのも聞きました。
ブルーラインだけど、きつい。
知らないとうっかり陥りがちな3箇所についてお話しします。
トレーニングをしたいわけでなければ避けましょう。
※これは行っても大丈夫なブルーライン(あまり知られてないけど)@生口島・尾道市
白滝山の麓
1つ目は、尾道方面から今治に走るとき、因島で出てくる場所です。
外周を走っていたら左折でしまなみ海道生口橋の案内があるのですが、この先が結構な坂なのです。距離は長くないのですが、細かいアップダウンでレンタサイクルの電動でないものだと、特に辛いと感じるでしょう。電動でもしている方を見かけることがあるので、車体が重いとどのみちきついのかもしれません。
アップダウンがあっても、景色が良いなら救いになるのですが、残念ながらここは景色もそこまで望めません。多少遠くに海が見えて雰囲気はありますが、外周をそのまま直進して走る方が平和ですので、ぜひそうしてください。
鬼岩交差点の東
2つ目は、今治方面から尾道を目指したときに出てくる場所です。こちらも因島です。
外周を走っていると、右折のマークが出て、因島大橋の案内看板があります。
が、これが曲者なのです。
普段走り慣れているサイクリストであれば全く気にならない程度の坂道ですが、
そうでない方だと延々と登らされた、という感覚に陥ること間違いなしでしょう。
上述の場所と同様、特に見晴らしが良いわけでもないので、ここはぜひ直進で外周を行ってください。
残念ながら、全くショートカットにもならないです。
上浦港の西
3つ目は大三島です。
尾道から今治方面を目指した場合、上浦港の先で分岐があります。
直進はちょっと細くなるのですが、平坦に見えます。
上に紹介した2つは曲がらず島の外周を行くのがいいのですが、
今度は事情が違って左折したほうがいいパターンです。
左折は大山祇神社への最短ルートなのですが、
厄介なことにちょっときつそうな坂が続いているように見えるのです。
そして、坂は嫌だなあ、とついついまっすぐ行ってしまうと
景色こそ良いのですがかなり遠回りになってしまいます。
しかも、峠も実は左折したパターンよりもきつくなってしまいます。
左手にいちおう案内看板が出ているのですが、ちょっと見落としやすいかもしれません。
お気をつけください。
まぁ、心と時間にゆとりがあれば、ゆっくり自転車を押しながら歩くのも悪くありません。
むしろ予定より頑張ったよね、自分!と思い出に残るかもしれません。
なのできつい場所=悪では必ずしもありませんが、
特に暑い時期、こんなつもりじゃなかったのに!
を減らすためにご紹介した次第です。