しまなみで船を利用するときの注意点

船旅は、しまなみの旅情を掻き立ててくれる素敵な役者です。
都会ほど潤沢に便がないことはもちろんですが
利用の際にはちょっと注意してほしい点があります。

都会だと当たり前なことがそうではない。
そんなお話を心の片隅に置いていただければ幸いです。


※これが呼ばないと止まってくれない船です@佐木島・三原市

呼ばないと来ない船

うっかりやらかしてしまいがちなナンバーワン。
それは、呼ばないと来ない船が存在することです。

都会でもバス停に人がなければ通過していく事はあると思いますが、
もし桟橋のところで待っていたとしても、乗りますと言う意思表示をしていないととまりません。
じゃあどうやって意思表示をするかと言うと、回転灯であることが多いです。

待合所の中にボタン押すところがあり、乗りたいときにはそこを押すと回転灯が点灯。
沖をゆく船にお客さんがいる、と表明できるのです。

ラッシュアワー以外は呼ぶのがデフォルトになっている路線もあります。
時刻表があっても意思表示をしないと止まってくれない。
これを心に留めておいてください。

もちろん乗り降りが多い港ではそんな事は無いのですが。

キャッシュレス支払できない時間帯あり

2つ目はキャッシュレスの使える機械でも
時間帯によってはできないことがあることです。

具体的には早朝と夜です。
要は担当者で緊急対応ができないタイミングでは
機械の操作を解放していないのです。

ありがたいことにしまなみ界隈でもキャッシュレスが少しずつ進んでおり、
クレジットカードやQRコード交通系の支払いができる端末が増えてきています。
それに慣れきってしまうと、現金をほぼ持ち歩かない派の人は要注意です。
本土側にいる時は24時間営業のコンビニもあるので良いのですが、
一旦島に渡ってしまうと金融機関やコンビニも限られます。

自転車対応、路線で違います

3つ目はサイクリスト向けの注意です。

自転車を折りたためさえすれば荷物とみなしてくれる。
これが比較的一般的な認識かもしれませんが、
しまなみ近辺では折りたたんでも自転車料金をしっかり取られる路線が多いです。

それだけ観光客が多くて、小さな船に乗り切らないから、ということなのでしょう。
折りたたんで荷物とみなしてくれる路線の方がむしろ少数派と認識ください。
ちなみに、三原から土生を結ぶ高速船はレアキャラのサイクリストに優しい路線です。

船を使いこなしたお出かけをより良くするヒントになれたら嬉しいです。

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