おやつも自然の恵みを楽しめる島暮らし

野菜をいただくのが日常。
季節のものを喜んでやりくりできるならば、
全くよそに買い物に行く必要がないのが島の良いところです。

実際に暮らしてみて、これも買わなくてもいいじゃん!
と思ったものが他にもあります。
それはおやつです。

自分でちょっと小豆を焚いてみたりはしますが、
完成品のクッキーなどをわざわざお店に行って買う事が減りました。

なぜなら野菜同様、おやつも自然の中で調達できるからです。
この時期に島で手に入れられるものを紹介します。


※巨峰の粒くらいの小ぶりですがとても美味しい野生のびわ

びわ

この時期、敷地の端っこや山道などあちこちで、可愛らしい黄色を見かけます。

畑で大事に大事に袋をかけて育てられているものはさておき、
放置されている系のびわは、ぶどうの大きめな粒程度です。
そして鳥たちにやられたりしてみすぼらしくなっていることも多々ありますが、
これが実においしいのです。

色も店頭のびわとは大違いで薄いですし
何より小さいから美味しくないのかなと思ってしまいがちです。
が、糖度はびっくりするほど高いです。

そして大きめのものより何がいいって、とても食べやすいのです。
大体23回ですべての皮を剥くことができ、さっと食べられます。

島あるあるですが都会っ子が喉から手が出るほど欲しい果物たちが
手付かずのまま残されていることが多々あります。

もしその所有者がわかるようでしたら、もらえないかぜひ声をかけてみてください。
なお、わたしが写真に撮っているところは、
完全に民家などない場所だったので、勝手にいただきましたが。

野いちご

次は野いちごです。
山の斜面でよく見かけます。

とにかく甘酸っぱくておいしく、見た目も可愛らしいのが特徴です。
かなり鈴なりになるので、収穫そのものが楽しいなら(わたしだけではきっとないはず)
生のまま食べるのではなくジャムにして保存してしまうのも良いでしょう。

わたしはサイクリングで出かけたときに野いちごを見つけたら、
必ずと言っていいほど立ち止まって、水分、ビタミンCの補給をしています。
楽しみにしているもぐもぐタイムなのです。

毒あるんじゃないの?と心配されるかもしれませんね。
よく見かける野いちごに種類はいくつかありますが、
少なくとも西日本地域では毒のあるイチゴはありません。
ご安心ください。

とはいえ、おいしさは種類によって多少違いがあります。
甘かったり、ちょっと苦味があったり、自分のお好みに合ったものを見つけてみてくださいね。
Googleレンズで何か調べながら食べるのも面白いかもしれません。

野いちご類は急な斜面に生えていることも多いので、
収穫するときには足元に充分に気をつけてください。
過去にイチゴを取ろうとして谷底転落しかけたわたしが言うのもアレなのですが。

桑の実

最後に味わい深くおいしい桑の実を紹介します。
食べ頃の時期には黒色に近づくため、見た目がちょっとグロテスクに感じられるかもしれません。
が、甘みが強く水分たっぷりでジューシーなのが特徴です。

放置されている木だと背が高くなりすぎて
収穫には不向きになっていることもありますが、
危険でない程度に頑張ってみる価値はあります。

上空から観察して、美味しい時期に掻っさらっていく
鳥たちとバトルしながら自然の恵みを楽しんでください。

 

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