暑い時期のサイクリングを楽しむためのコツ

暑さの厳しい時期にサイクリングを楽しみたい方もいらっしゃることでしょう。
できれば気候の良い時期の穏やかな気温の時間帯に出歩くのが良いのですが、
夏の景色は魅力がありますし、それ以外の時期にお休みが取りにくい方もいるかもしれません。

夏のサイクリングを快適に乗り切るコツをお話しします。

※灼熱のロードレース@三原市・佐木島

できたら涼しい時間に移動

1つ目はなるべく涼しい時間帯を選んで移動することです。
真夏であっても、早朝や夕方の時間帯は日差しが和らぐ分、かなり体感温度がマシになります。
だからこそ余計に水分補給を気にしないといけないこともありますが、
特に朝の時間帯は太陽の熱で空気がホカホカ温まる前なので、実際の温度以上に快適に過ごすことができてお勧めです。

夕方の時間帯は、日暮れになった途端に、道路の凸凹や障害物が見えにくくなったり、
イノシシやたぬきなど動物飛び出し可能性が上がることからベストではありません。
が、しっかりとしたライトをつけていれば安心感が違いますので、
手慣れた方は夕方の時間帯も検討してみてください。

なお、動物飛び出しは熊鈴である程度予防が可能ですし、
集団でおしゃべりしながらであれば、動物のほうもわざわざ飛び出しては来ないので、
あえて一人は避けて、数名のグループで走るのが効果的です。

洗濯ネット入りブロック氷が大活躍

2つ目は小さめの洗濯ネットとコンビニあるいはスーパーで売っているブロックの氷を活用することです。
氷を洗濯ネットに入れてサイクリングジャージの背中のポケットに入れたり、
首のところに巻いたりすれば、体の太い血管部分を冷やせるため、感じる暑さがかなりマシになります。
単独のサイクリングではちょっと割高になってしまいますが
グループでしたら2キロや3キロの袋を購入して分けて使うことができるのでリーズナブルです。
ネットは下着や小物を入れるような、小さめのものがお勧めです。

しまなみ海道ブルーライン沿いを走っている限りは、コンビニがなくて困る事はほとんどないので、この作戦が使えます。
ただしメインルートをそれて走るときにはコンビニが激減しますのでご注意ください。

氷ペットボトルも有効

3つ目は同じく暑さ対策です。
洗濯ネットに入れた氷は溶けてしまえばそれまでなのですが、今度は溶けたら溶けたでちゃんと使えるやり方です。
それは凍らせたペットボトルを背中のポケットに入れて走ることです。
サイクルジャージやサイクリングジレのポケットは、背中に3つ並んでいることが多いので、
左端と右端に氷、真ん中に貴重品というのが重量的に偏ることなくバランスがよいです。
(もちろんめちゃくちゃ暑いときには、全て氷、も大いにありです。)

自宅から凍らせたペットボトルを用意していくだけではなく、
途中のコンビニやスーパーで手に入れることはできます。
ただ、この作戦の難点は長い距離を走るときには必ず入れ替えが必要で、その都度ペットボトルのゴミが出てしまうことです。

暑い時期のサイクリングは何よりも熱中症になってしまわないことが肝心です。
場合によっては多臓器不全を起こし、簡単に死亡してしまうこともありますので。

何よりも、時間帯を工夫すること、そして取り入れやすいアイテムで体を冷やすことで、
暑い時期も無理のない範囲で自転車を楽しんでみてください。

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