昔ながらの進水式を楽しむ

しまなみのエンターテイメントのひとつに
昔ながらの進水式を楽しめること、があります。

船舶業界が身近でない方にとっては
なんですかそれ?になりそうなので、念のため。

以下引用
進水式とは、新しく建造された船を初めて水に浮かべる儀式で、
船の誕生を祝うと同時に、航海の無事を祈る式典です。
現在では、ドックに注水して行われるのが主流ですが、
以前は船台から滑り出させる方法が一般的でした。
引用以上

船の誕生日パーティーみたいなものですね。
先日、運よく見られる機会に恵まれたため
写真と共にその魅力をお話しします。


※進水式始まりました@大崎上島・竹原市

船を身近に感じられる

船舶業界が身近でない方にも、社会見学的に
その一面を見られるのが魅力です。

すべての会社が、というわけではないですが
進水式を関係者以外の方にも開放して、皆でお祝いしてもらいたい。
そんなスタンスの造船会社は少なくありません。
写真の小池造船海運株式会社もそうでした。

会社のホームページなどで事前予告していることもありますが
この日のわたしはたまたまサイクリングルート上で見つけて
運よく見られたというパターンです。

さすがに船の真下などは関係者のみですが
すぐ目の前まで誰でもが近づけるように解放されていました。

ここ、大崎上島は長閑すぎるくらいの島なのですが
ふと後ろを見るととんでもない人だかり。
わざわざお隣の県からカメラを抱えてやってきた人や
近所に住んでいると思しき家族連れまでいろいろです。

圧倒される迫力

二つ目は、並々ならぬ迫力を感じられることです。

いわゆる昔ながらの方法で進水式を行うのは
安全上の理由から比較的小型の船であることが多いです。
長さが400メートル近いタンカーなどでは
ちょっと物理的に難しい方式なので。

とはいえ、船というのは小型と言ってもそもそもでっかいです。
ビルの3階くらいの高さは余裕でありますから、迫力が半端ありません。

働く船を見ることはあってもその全容はなかなか見られないものです。
普段見られない船底まで全て見える状態で眺められる。
これもお得ポイントです。

慶事の熱気

三つ目は、祝い事ゆえの熱気です。

おめでたい席というのは自分ごとでなくてもいいものですよね。
それを五感で目一杯感じられるのが進水式です。

今回もそうだったのですが、餅まきがあったりします。
お祝いに駆けつけてきてくれた方への感謝の意味なのでしょう。

鏡餅も撒きますよ!
の声にふと目をやったところ、
直径20センチはあろうかと思われる大型の餅が飛んできてびっくりでした。

せっかくの機会でしたが、たじろいでしまったのが残念です笑。
ちなみに、手のひらサイズの紅白餅のみ頂いてきました。
次回別の機会があれば、元気すぎるジジババに負けぬ勢いで
お餅をゲットしてみます。

進水式、機会があればぜひ参加してみてください。

 

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