先日、三原市沖の小佐木島(こさぎじま)に行ってきました。
目的は、ゆったりとお花見を楽しむことです。
狙い通り、完全におひとり様で堪能してきました!
実は、おとなり佐木島は、塔の峰に観光客が押し寄せ、
フェリーがなんと10分以上遅れるほどの大賑わいです。
しかし、小佐木島はそもそも港に降り立ったのがわたしだけ。
のどかなものです。
三原市民でも、行ったことのない人の多い小佐木島。
その魅力をお話しします。
とくにゆったりと過ごせるお花見シーズンは最高です。
今年はそろそろ散りかけですが、
ぜひ「行きたいところ」に加えていただければ嬉しいです。
※桜並木、ひとり占め@小佐木島
とにかく人がいない
最大の魅力は、とにかく人がいないことです。
まさに桜が満開、という日に向かったのですが
なんと、その時間に下船したのはわたし一人。
船員さんに「本当に行き先あってますか」とまで言われる始末。
そして、船を降りたら降りたで、あたりを見回しても人の気配はありません。
思わず、大丈夫か?と思ってしまう静けさです。
まあ、住民登録がひと桁の島ですからね。
ちなみにこの日は、ぐるっと一回りしたところで、
ようやく畑作業をしている女性にお会いできました。
桜と海の組み合わせ
先日も、積善山の紹介でお話ししたのと同様、
ここでも桜越しに海のみえる魅力があります。
そして、積善山と比べて、海がすぐ目の前にあるのがチャームポイントと言えます。
そして、海が近いことで、狙えるのが音の癒しです。
ざぶん、ざぶん、と打ち寄せる波の音と風が枝を揺らす音。
ぼーっと過ごすにはぴったりですよ。
余談ながら、ピンクとブルーの組み合わせってウキウキしませんか?
ときどき新芽の鮮やかな緑も合わさって自然のパッチワークの完成です。
強制的にゆったりできる
三つ目の魅力は、強制的にゆったりできることです。
なんと、船が一日三便しか寄港しないのです。
朝8時台できて、お昼過ぎで帰るか、夕方までいるか。
選択肢かなり少なめです。
瀬戸田まで渡るにしても、同じようなスケジュール感です。
帰るまでは、ゆったりと、むしろどっぷりと島時間に漬かれます。
ただし、ひとつ注意点があります。
それは帰る時、船の時刻の少し前から「桟橋のところまで出ておく」こと。
そうしないと、寄港せずに、スルーされるのです。
この近辺でよくある回転灯のような意思表示方法がないので
今日の船がもうない!とならないよう、お気をつけください。