すこし前まで、みぞれがいきなり降っていたのが嘘のよう。
今や、すっかり春の景色に包まれているしまなみ界隈です。
今日は、3度美味しい尾道の魅力をお話しします。
しまなみ海道への経由地で、あまり観光したことはない。
なんなら、いつもただ車を置いているだけ。(大阪などから来て)
サイクリストだとそういう方も少なくないかもしれません。
※雨上がりの朝は美しい@尾道市
朝、普段着の顔を楽しむ
朝は早起きして、少し街外れまで足を伸ばしてみるのがお勧めです。
朝が平気な方なら、東はずれの浄土寺山、
さらに距離を伸ばして向島に渡ってしまうのもありでしょう。
程よい距離で楽しむなら、西国寺もいいですね。
比較的近場で収めたい、という方には千光寺方面が一押しです。
理想は6時台スタートですが
7時ごろでもかなりひっそりとした街を楽しめます。
商店街でこの時間からやっているお店も少数派ですしね。
(人気店、パン屋航路は7時営業開始です)
貨物列車もよく通過し、踏切のカンカン!があちこちで鳴る。
尾道水道を行く船のエンジン音と波音が響く。
観光客のざわつきに包まれる前の
普段着の尾道を楽しむなら、朝一択です。
昼、観光都市の一面を楽しむ
昼間は、賑やかな街、尾道に大変身です。
あえて、この時間にベタな観光地を訪ねてみるのも悪くないです。
暑くなく寒くない春や秋は特に
大きな荷物を抱えた旅行客があふれます。
ラーメン屋は大行列。
あちこちで飛び交う日本語以外の言葉。
サイクリスト集団も大発生。
行列が大嫌いな人には無理にすすめませんが
熱気に包まれた街も悪くないものです。
(何を隠そう、わたし自身もそうです)
ちなみに先日、桜が満開の日に線路脇を通ったところ、
ただならぬ視線を感じて振り向くと
チャンスを狙うカメラ小僧・小娘がなんとざっと10名ほど、
さすがにこの光景にはおののきましたが。
夜、雑然とした街並みを楽しむ
夜の尾道のおすすめは、裏路地です。
雑然とした街並みがより輝いて見えます。
商店街のメインストリートを曲がるだけで
異世界感すら覚える光景が広がります。
写真の趣味がある方なら、余計にたまらないことでしょう。
尾道駅よりの地区でも、ひとすじそれると別世界ですが
さらにディープな場所に、という方におすすめしたい。
それが新涯(しんがい)と呼ばれる、東部エリアです。
いわゆる花街で、怪しげな風情があります。
この辺りは個性あふれるお店が特に多いです。
ぜひ、あまり調べずフラッと入ってみてください。
コンパクトでありながら、一日ゆったりと過ごし
さまざまな表情を楽しむことが可能。
そんな美味しい尾道にぜひお越しください。