離島は買い物が不便?

普段の買い物、どうするんですか?

これは、離島暮らしをする、と話すと
よく聞かれる質問のひとつです。

わたしが6月から暮らす予定の佐木島には
コンビニは一軒もなく、スーパーと呼べるのは地元の営農センターのみ。
コープの配達はありますが、残念ながらAmazonフレッシュは望めません。

そんな中でどう健康的な食事を確保するか。

地元に長く暮らすかたや、移住者先輩に知恵を分けていただきました。
ハードルが低そうなものから順に紹介します。

 


※遠くて近い街をフェリーから眺める@三原市

まとめ買いして冷凍保存

自力でできる最大の工夫が、冷凍保存です。

佐木島に暮らすなら、冷凍庫単体がいいよ!
とアドバイスをもらい、目から鱗でした。

毎日、なんならそれ以上に気軽にスーパーに行ける。
そんな便利な場所ではないからこその対策です。

船賃も決して安くなく、(航路によるものの人ひとりで大体片道700円)
便数もさほどにないため、往復する時間もバカになりません。

複数の方に聞いたところ、買い出しは週一回程度が多数派のようです。
本土あるいはしまなみブルーライン沿い地域のスーパーでまとめて購入、
そしてすぐに使わないものを冷凍保存する、とのこと。

物々交換を楽しむ

二つ目は、物々交換に頼ること。

佐木島は漁業ではなく、農業で栄えている島です。
規模の程度こそ差はあれど、畑を持っている人が多数派です。

そして、みなさん移住者にとても親切でお裾分けをくださいます。
「持っていきんさい(持っていってね)」と気前よく。
その厚意にはあまり遠慮せず甘えていいんです。

春にはキャベツ、晩成の柑橘。
夏ならトマト、きゅうり、オクラ。
秋にはいちじく。
冬なら大根、白菜、そして柑橘類。

同じ時期に同じものがあちこちから集まりがちですが
保存食にして仕舞えばこっちのものです。

ご近所付き合いを楽しめば、野菜には本当に困らない。
移住者先輩がしみじみといっていました。

自分で作る

最後は、自分で作ること。

畑を持っている方は多いですが
その全てを活用できているかといえばそうでもありません。

少し前までは、山を覆い尽くすようにあったみかんばたけも荒廃し
場所によっては無粋な太陽光パネルが並んでしまっています。
畑を使ってくれるなら、無料や格安でどなたかに。
そう思う島民の方は少なくありません。

そういった場所を使わせてもらって、
そして農業の技術もお裾分けしてもらって
自分で何かを作ってみる、というのもひとつの選択肢です。

レモンだとイノシシに狙われないよ。
ハーブは育てやすいよ。

色々とアドバイスをもらうのも楽しいものです。

 

 

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