冬の朝、お出かけにおすすめしたい場所のひとつ。
それが三原市の須波町です。
三原市中心部からわずか5キロ。
車でも自転車でも行きやすい距離です。
普段走り慣れている方なら、ランニングでも良いかもしれません。
本数こそ少ないですが、電車でのアクセスも可能です。
そんな須波の見どころを紹介します。
※なんとこの日は海霧が二段構成でした@三原市
海中鳥居からの海霧
冬の須波の見どころといえば、なんと言っても海霧です。
普通はわざわざ寒い日に出かける気にはあまりならないものです。
ところが、海霧の素敵ショットを求めて、
カメラ小僧が早朝から複数集まるくらいには魅力がある場所です。
中には毎日通い詰める猛者もいるようです。
とはいえ、わたしが滞在している生家(山の手です)からだと10キロ先。
少し遠いのも災いして、実は頻繁にはいけていません。
が、先日は運よく、見事な光景をながめるラッキーに恵まれました。
なんと、海霧が二段構成になっていたのです。
海面スレスレと100メートルほどの高さの二層。
不思議で魅力的な景色でした。
朝早くオープンするムカイ製パン
須波には、ムカイ製パンがある。
そう言っても決して言い過ぎではない魅力があります。
それは、京都のパン屋か!
レベルで開店が早いこと。
なんと、こちら朝7時からはやばやオープンです。
しかも、いちおう開けました、ではなく
その時間から商品が充実して並びます。
決して立地が良いわけではありません。
しかしながらタイミングによっては、入店待ちが必要なほど
ひっきりなしにお客が訪れる人気店です。
それでいながら、お店の方が物腰柔らかで感じがいいので
安心して買い物ができるのが嬉しいポイントです。
そして店の前にはしっかりとした自転車ラックが設置されています。
しかも車の動線ときっちり分かれています。
ロードバイクのサイクリストにはとてもありがたい話です。
筆影山展望広場
そして、忘れてならないのが筆影山の存在です。
何もなくても季節を問わず、見事な景色に出会える場所です。
冬は空気がクリアになるため
遠く四国山脈まではるばる見渡せるのが魅力です。
前述の海霧と遠景とのコラボもたまりません。
もし海霧が濃いめに出たときには海面近くからではなく
少し目線を上げて、足を伸ばして、筆影山からぜひ眺めてみてください。
そうするとまるで、高山の標高のある場所から
ずっと下方の雲海を見るような気持ちになれます。
通常何千メートル級の山でないとみられない景色を
たった数百メートルの山で叶えられるってお得ですよ。
ちょっとしたズルではありますが。